コンカフェとガールズバーの違いは?働くお店選びのポイントも紹介
「コンカフェとガールズバーって何が違うの?」
上記の疑問をこちらの記事で解決していきましょう。
結論から言うと、コンカフェとガールズバーの明確な違いは「チェキ・連絡先交換・推しの概念」の有無。
- コンカフェ…推しの概念があってチェキは撮れるけれど連絡先交換はNG
- ガールズバー…推しの概念とチェキのシステムは無いけれど連絡先交換はOK
そのほか、システムや客層、女の子の仕事内容の部分でさらに細かな違いがあります。
本文ではコンカフェとガールズバーの違いを具体的に紹介していきます。
まずはチェック!コンカフェとガールズバーの共通点
コンカフェとガールズバーはジャンルとしては別のくくりですが、実は共通点や似通った部分も少なくありません。
▼コンカフェとガールズバーの共通点▼
- 接客スタイル
- お客さんとの距離感
- 働く女の子の年代
- キャストの時給
それぞれ確認していきましょう。
接客スタイル
お客さんに飲み物や料理を提供しつつ、トークをして楽しんでもらう接客スタイルはコンカフェもガールズバーも同じ。
どちらのお店も「飲食店」として届け出を出して営業しているので、カウンターをはさんだライトな接客でなければならない決まりとなっています。
順番に席を回ったり、女の子たちがチームとなって接客したりするスタイルも共通です。
お客さんとの距離感
お客さんとの距離感についても、コンカフェもガールズバーでは似通っています。
キャバクラのように隣に座って1対1でびっしり接客することがないので、コンカフェもガールズバーもお客さんとは一線を引いた距離感が保てます。
働く女の子の年代
コンカフェもガールズバーも、働いている女の子の年代はほぼ共通。
下は高校生を除く18歳から、上は大体20代半ばくらいまでの層が多くなっています。
どちらのお店も、比較的若い女の子が中心になって頑張っていますよ!
例外として昼にオープンするカフェ営業のコンカフェの場合のみ、高校生が働いていることもありますよ。
キャストの時給
実は、コンカフェとガールズバーの時給相場は大体同じくらい。
どちらも1,200~2,000円くらいが平均的な時給となっているからです。
「ガールズバーの方が高時給なイメージがある」という方は多いと思いますが、意外とそんなこともありません。
どちらのお仕事も、お客さんからドリンクをいただいた時に入るドリンクバックなど、時給+αで稼げるシステムがあるお店が多くなっています。
コンカフェとガールズバーの違いを4つの角度から分析
共通部分も少なくないコンカフェとガールズバーですが、ジャンルとしてはいちおう別物。
ここからは、コンカフェとガールズバーの違いを4つの角度から分析していきたいと思います。
システムの違い
コンカフェとガールズバーはシステムが微妙に違います。
大きく異なるのが、コンカフェはお昼はカフェ、夜はバーとして営業しているお店が多い点。
(※もちろんどちらかだけの営業スタイルのお店もあります)
ガールズバーはほとんどのお店が夕方や夜の時間帯から深夜にかけての営業となっています。
このシステムの違いから、料金面にも違いが出てきます。
【コンカフェ(カフェ営業・バー営業)とガールズバーの料金一覧】
コンカフェ(昼) | コンカフェ(夜) | ガールズバー | |
セット料金 | 800~1,000円程度 | 2,500~3,000円程度 | 3,000~4,000円程度 |
ドリンク | ソフトドリンク:600円~ アルコール:1,000円~ | ショットドリンク:800円前後 | ショットドリンク:1,000円前後 |
キャストドリンク | 600円~ | 800円~ | 1,000円前後 |
フード | 1,000円~ | 約500円/1メニュー | 約500円/1メニュー |
金額的に見ると、カフェ営業のコンカフェが一番料金を抑えやすくなっており、バー営業のコンカフェとガールズバーについては、若干コンカフェの方が安い傾向があります。
上記のほか、コンカフェとガールズバーはそれぞれ下記の別メニューを追加料金で楽しめます。
- コンカフェ
チェキやオリカク(オリジナルカクテル)…500~1,000円程度 - ガールズバー
カラオケやダーツ…1回100~200円程度
チェキやオリカクはコンカフェならではの文化であり、コンカフェとガールズバーの大きく違う部分です!
客層の違い
コンカフェとガールズバーは客層にも違いがあります。
コンカフェの場合、お店のジャンルごとに客層が変わる傾向があります。
▼コンカフェの客層▼
- メイドさんやアイドル系のお店
→男女や年齢に関係なく広い客層が来店する。カップルも珍しくない。 - 男装系のお店
→女性がメインの客層。 - コアなコンセプトのお店
→特定の層がターゲットなので同じ趣味の客層が集まる。
コアなコンセプトというのは、たとえば女児服やモンスター、電脳少女などちょっとマイナーなテーマを取り扱っているお店を指しています。
ガールズバーの場合、主にお店の立地によって客層が変わります。
▼ガールズバーの客層▼
- 高級志向のエリアにあるお店(銀座や六本木など)
→年齢層高めで落ち着いた男性の客層 - 繁華街にあるお店
→比較的若くワイワイ飲みたい男性の客層
ガールズバーは立地によって料金設定が違うので、自然と客層も分かれていきます。
コンカフェは男性だけでなくカップルや女性客も多く訪れる一方で、ガールズバーは圧倒的に男性が多いという点は大きな違いでしょう。
女の子の仕事内容の違い
コンカフェとガールズバーは、仕事内容の中でひとつかなり大きな違いがあります。
それは、お客さんとの連絡先交換の有無。
基本的にコンカフェは、女の子とお客さんの連絡先交換はNG。
ガールズバーはほとんどのお店で自由となっているものの、連絡先交換を推奨するお店も少なくありません。
連絡先交換をする=日常的にお客さんから連絡が来るなど、私生活に仕事が食い込んでくる可能性が高くなります。
また、連絡先を交換したお客さんに営業をかけてお店に来てもらうのも、ガールズバーで働く女の子の仕事内容の一環となっています。
仕事内容的によりライトなのはコンカフェだと言えるでしょう。
「推し」の有無
コンカフェには、ガールズバーにはない「推し」の概念があります。
コンカフェのお客さんの中には、働く女の子の中に「推し」を作り、応援のために通っている方も少なくありません。
先述した「チェキ」や「オリカク」も含め、コンカフェにはガールズバーには無い独特の文化がある部分も、大きな違いだと言えますね。
コンカフェとガールズバー、働くならどっち?選び方のポイント
コンカフェとガールズバーは、似て非なるもの。
どちらかで働こうと思ったときには特に、二つの違いをしっかり比べて慎重に決めるようにしましょう。
どちらで働くのが良いか、ざっくりと選び方のポイントをまとめたので参考にしてください。
▼コンカフェ向きの人▼
- 昼の時間帯に働きたい
- 独自文化に抵抗がない
- お店のコンセプトになじめる
- 男女や年齢問わず広い層に接客したい
▼ガールズバー向きの人▼
- 深夜や明け方まで働ける
- お客さんとの連絡先交換に抵抗がない
- お酒が飲める
- 営業をすることに抵抗がない
注意点として、最近ではコンカフェを名乗るガールズバーがあったり、ガールズバー寄りのコンカフェがあったり…と、中間的なお店がたくさんあります。
求人サイトを見ても、コンカフェとして掲載されているガールズバーを見かけることもあります。
本来は別のジャンルであったコンカフェとガールズバーですが、徐々にまじわりつつあるのかもしれませんね。
書いてある業種をそのまま判断基準にするのではなく、詳細を見て自分の働きたいお店を見極めることが大切です。
まとめ
コンカフェとガールズバーは混同されやすい業種ですが、実は別ジャンル。
チェキ・推しの有無や連絡先交換に対する考え方を筆頭に、細かな違いはたくさんあります。
ただし最近では、コンカフェ寄りのガールズバーやガールズバー寄りのコンカフェといった中間的な立場のお店が増えてきているのも事実。
本来別のジャンルであったコンカフェとガールズバーが、すこしずつ融合する部分が出てきているのかもしれません。