キャバクラの痛客・クソ客ランキングワースト10!事例別の対処法も
キャバクラで働いていると、さまざまな壁にぶつかります。
その中の代表的な問題となるのが、痛客やクソ客の存在…。
痛客・クソ客とは
キャストを困らせ嫌な思いをさせるような痛い言動をとる、マナーの悪い客のこと。
ナイトワーク業界では共通で使われている用語。
今回は、キャバクラで遭遇する痛客・クソ客をワースト10をランキング形式でご紹介。事例別の対処法も併せて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!
第1位:ガチ恋ストーカー
キャバ嬢はお客さんに楽しい時間や満足感、時にはドキドキ感を提供するのが仕事です。
そんな仕事内容が影響し、キャバ嬢の接客を勘違いしてガチ恋する痛いお客さんがいます…。
ガチ恋とは
真剣(ガチ)な恋愛感情をいだくこと。
キャバ嬢側はお仕事として接しているだけなのに本気で好きになられると、正直かなり面倒。
好きになるのは勝手ですが、遊び方を知らずキャバ嬢にガチ恋するお客さんの中には、ヤバい人も潜んでいます。
代表的なのはストーカー。
お店が終わるのを待ち伏せたり、時には自宅近くの駅や本業の会社の付近をうろうろしたり…。
対処法
ガチ恋されたら、ストーカー化する前にそのお客さんへの接客方法を考え直しましょう。
特に色恋営業に近い接し方をしていた場合は、続けると危険です。
早い段階で友達営業に切り替え、勘違いさせる言動は控えること。
ささいなことでも個人情報がバレる話は絶対にしないことを徹底しましょう!
相手が本当にヤバい人だった場合、痛客・クソ客では済まされないような事件に発展する恐れもあります。
第2位:メンヘラ・かまってちゃん
メンヘラやかまってちゃんといえば、思春期くらいの女の子に多いイメージかもしれませんが、実は年齢も性別も関係ありません。
おじさんでもメンヘラ・かまってちゃん化する人は実在します!
- LINEの返事が遅いとキレる
- 深夜の鬼電
- 死ぬ死ぬ詐欺
- 自虐ネタのオンパレード
- 気に食わないことがあるとブロック
信じられないかもしれませんが、キャバ嬢に対して病みを全開にしてくる痛客がいるんです…。
真剣に取り合っていると体力も精神力も異常に消耗する、やっかいなお客さんです。
対処法
まず一番は、自分まで相手のペースに巻き込まれて病んでしまわないよう、一線を引くことです。
相手に引きずられないよう一線を引き、話は聞いてあげるけれど過度に共感したり励ましたりはしないのがベスト。
連絡の頻度も相手に合わせる必要はありません。
メンヘラは、かまってくれない人からはさっさと離れてかまってくれる人のところへ行くものです。
「一応お客さんだし自分から離れて別に行かれるのはちょっと…」と思うかもしれませんが、お客さんを選んで働きやすい環境を作ることも大切ですよ!
第3位:上から目線の説教
キャバクラに来て上から目線で説教を永遠にかましてくるクソ客はけっこう多いです。
「酒飲んでしゃべるだけでも稼げるんだから女はいいよ」
「こんな仕事しか選べなかったの?」
などなど…。
「え?お金払って遊びに来ておいてそこで働く人に説教?」
といろいろ納得は行きませんが、年代関係なくこういう人はいます。
対処法
説教客の話をまともに聞いていたら疲れるので、スルースキルを身に着けるのが一番の対処法です。
低姿勢で説教を聞き、へこんでいるフリでもすれば徐々に相手も落ち着いてきます。
「お金をもらって説教を聞いてあげているんだ」という発想で心を無にして乗り切りましょう。
間違っても、説教を真に受けて本気でへこんだりキレて反論してはいけません。
説教タイムが長引いたり、相手がヒートアップするリスクがあります!
第4位:過剰なおさわり・セクハラ
キャバクラをおさわりOKと勘違いしているのか、過剰におさわりをしたりセクハラしたりしてくるお客さんがいます。
普通のキャバクラはどのお店もおさわりは禁止行為。
手を触ったり軽く肩を組んだりする程度であれば我慢のラインですが、胸や太もも、おしりを触るのは完全アウトです。
しかしお酒が入っていることもあってか、堂々とおさわりをしてこようとするクソ客は意外と多いんですよね。
対処法
おさわりクソ客への代表的な対処法は、触ろうとしてきた手を握って封じてしまうことです。
スキンシップをとれるので相手はうれしいですし、キャバ嬢側は手以外の部位へのおさわりをされずに済みます!
手を握りつつ関係ない話題をねじこんで、お客さんの気をそらしていきましょう。
それでも無理に触ろうとしてきたら、笑顔でおさわりは禁止であることを伝えるのも一つの方法です。
自分で対処しきれないレベルのクソ客に関しては、店長や黒服に相談してお店側に対処してもらってくださいね。
第5位:しつこく枕要求
「いくら使ったらエッチしてくれるの?」「この後一緒にホテルでアフターしようよ」…このようにしつこく枕を要求してくる痛客は本当にストレスです。
枕とは
キャバ嬢とお客さんが体の関係を持つこと
枕営業を積極的にやっているキャバ嬢でもない限り、しつこい枕要求はクソ客代表。
お金を使えば使うほど要求がしつこく圧力も強くなってくるので、本当に面倒です。
対処法
しつこい枕要求は、とにかく上手にかわすしかありません。
「わたしは一晩500万だよ(笑)」
「島でも買ってくれたら考える」
など冗談で切り返していくのも良い方法です。
誘いをかわし続けた結果そのお客さんが切れてしまったとしても、それは仕方のないこと。
枕できるキャバ嬢を探していたのだと気持ちを切り替えて、もっと紳士的なお客さんに指名をもらえるよう頑張っていきましょう。
第6位:キャストドリンク拒否
キャバクラに遊びに来たのに、女の子の飲み物を一杯も出さずに居座るお客さんがいます。
お金を払うのはお客さんなので文句はあまり言えるものではありませんが、キャバ嬢側からすると不満ですよね…。
接客をするにあたっても、一緒に乾杯できるかどうかで女の子のテンションも変わってきます。
対処法
お客さんがどのようにドリンクを拒否したかによって、キャバ嬢側の対処も変えなければなりません。
- 「お金があんまりないから」と断られた
→「じゃあまた今度お願いします♪」 - 単なるいじわるのように拒否された
→「え~一杯だけおねがいします~」と粘る - 「仲良くなったらね」と断られた
→「じゃあ仲良くなりましょ♡」と切り返す
あまりしつこくねだるのはお客さんを怒らせてしまうのでNGです。
ドリンクをもらえなかったら、無料のお茶や水で乾杯をするだけでも、なにもないよりは雰囲気が出るのでそのように対処するのもおすすめです。
第7位:同伴逃げ
同伴として食事に行ったのに、お店に行こうとするといきなり「やっぱりお店行かない」と逃げるクソ客がいます。
- 急な用事が入った
- 明日予定があるのを忘れていた
- うっかりしていて食事代以上の手持ちがない
など、言い訳パターンはいろいろあります。
わざわざ仕事前の時間を使ってご飯に付き合ったのに店に来ないとなると、心身ともにかなりやられてしまいます…。
対処法
同伴を逃げられるのはどうしようもありませんし、その場でごねてトラブルになるくらいならあきらめてそのまま出勤してしまいましょう。
できることとしては、一度同伴を逃げたお客さんは繰り返す可能性が高いのですぐに信頼はしないこと。
本当に用事が出来てお店に来れなくなってしまった場合、別日にお店に来てその分お金を使ってくれるなど誠意を見せてくれるはずです。
そうでないお客さんから再度同伴に誘われたら、お断りするようにしてください。
第8位:永遠に自慢話
口を開けば自慢話しか出てこない痛客は、キャバクラにはかなり多いです。
自慢話の内容はだいたい下記に分類されます。
- 持ち物自慢
- 稼ぎ自慢
- モテ自慢
- 昔は悪かった自慢
「この時計は〇百万円で~この靴は〇十万で~…」
「ほかの店でも俺に指名してほしいって女の子がたくさんいてさ~…」
説教やセクハラよりもずっとマシではありますが、永遠に自慢され続けるとキャバ嬢側もうんざりしますよね。
対処法
自慢話をしてくるお客さんは、とにかく話を聞いてあげるのが一番です。
熱心に自慢話を聞いてあげることで気持ちが満足すれば、次第に自慢以外の話もしてくれるようになります。
- さ…さすが!
- し…知らなかった
- す…すごい
- せ…センスいい
- そ…そうなんだ!
自慢に対するリアクションには上記の「さしすせそ」が効果的。
多少わざとらしいくらいのリアクションが、ひたすら自慢話をする痛客を喜ばせます。
第9位:LINEの内容が気持ち悪い
キャバクラの客あるあるといっていいくらい、LINEの内容が気持ち悪いお客さんは多いです。
お客さんと連絡を取り合うのはキャバ嬢の仕事の一環ですが、日常的に気持ち悪い内容の連絡が来るのはけっこうなストレスです。
- セクハラじみた内容
- 日記のような長文LINE
- 大量の絵文字、スタンプ
- 謎の自撮り写真
紳士的なお客さんにこういった連絡をしてくる人はほとんどいません。
気持ち悪い内容のLINEを送ってくるお客さんほど、普段から痛客である確率も高いです。
対処法
基本的に、嫌なLINEにすべて返信する必要はありません。
出勤のタイミングに合わせて営業がてら返信をしたり、内容的にストレスにならないときだけ返信したり…と自分で調整しながらやっていきましょう。
痛客からの気持ち悪い連絡にいちいちまともに取り合っていたら、メンタルが持ちません。
ツイッターのハッシュタグ「#クソ客のいる生活」で検索すると、同業のキャバ嬢たちが痛客からのメッセージ内容を晒しています。
ストレス発散がてら、こういうのを覗いてみたり返信の参考にしてみたりするのも良いかもしれません。
第10位:店外の誘いばかりで店に来ない
フリーでラインを交換したは良いものの、その後一切お店に来ることなくひたすら店外ばかり誘ってくるクソ客は多いです。
というかお店に来ないので「客」といって良いのかはわかりませんが…。
「お店には行けないけど、飲みならごちそうするよ!」
「ランチ一緒にどう?」
「普通に友達みたいになりたいんだけど」
お客さんだからLINEを交換したのに、お店に来ないで外で会う誘いばかりしてくるのって、意味が分からないですよね。
対処法
一回店外したらお店に来てくれるかも?と、とくにまだ仕事に慣れていない新人キャバ嬢さんは考えがち。
実際、一度デートしてくれたら指名でお店に行くよ…なんて言葉で店外に誘惑してくるタイプの男性もいます。
しかし、来店もせず店外ばかり誘う客が、一度付き合ったからとお店に来るわけはありませんのでだまされないようにしましょう。
店外の誘いがしつこい場合は下記の手順で対応するのがおすすめです。
- 「お店に会いに来てほしい」と、店外しないことを伝える
- 誘いはスルーしつつ営業は一応かけておく
- あまりに店外要求がしつこければブロック
お店に来ない男性と、ストレスを抱えながら連絡を取り続ける意味はありません。
仮にキャバ嬢が店外をするとしたら、よほどお世話になっている太いお客さん、信頼できるお客さんだけにしましょう。
詳しくは下記の記事でまとめています。
要注意!キャバクラで痛客・クソ客になりやすいお客さんの特徴
キャバ嬢側の接し方や営業方法次第で、痛客やクソ客を作り上げてしまうことがあります。
もとから痛客・クソ客になりやすい性質を持ったお客さんに対し、接客方法を間違えたときにこのような現象が起こります。
キャバクラにくるお客さんの中でも痛客やクソ客になりやすいタイプをしっかりと見極めて、注意して接客していきましょう。
▼痛客・クソ客になりやすいお客さんの特徴▼
- 女慣れしていない
- 恋愛経験が少ない
- プライドが極端に高い
- とりあえずお金がない
- 飲み慣れていない
- 孤独
痛客・クソ客ランキング1位・2位のガチ恋ストーカーとメンヘラかまってちゃんは特に、キャバ嬢側が接し方を調整することで事前になんとかできることも多いので注意してみてください。
上記の特徴に当てはまるお客さんに色恋をかけたり、優しくしすぎたりすると痛客・クソ客になるリスク大です!
まとめ
今回は、キャバクラで遭遇する痛客・クソ客をランキング形式で紹介しました。
「こんな客いるなあ」と共感したり、「そんな人がいるの!?」と驚いたり、感じることは様々あると思います。
ただ、どんな相手であってもお店で出会った相手にははきちんと接客するのがキャバ嬢のお仕事。
今回紹介した対処法も参考に、痛客・クソ客も上手にあしらっていきましょう。
自分一人でどうしようもなくなったり、悩んだりしたときには店長や黒服に相談しながらやっていくことも大切ですよ。