【水商売の辞め方に悩む方必見】辞める理由7選とお店への伝え方を紹介
水商売は客商売、客商売は辞め方が大切です。
退店後結婚するにせよ、就職するにせよ、実家に戻るにせよ、お店の店長や同僚、贔屓にしてくれたお客様にお礼を言って綺麗に辞めたいものです。
とはいえ、時にはお店の都合でなかなか辞めさせてもらえないケースもあります。
そこで今回は、水商売の辞め方を徹底的に解説いたします。
どんな手順で辞めるのか?辞める理由は?どう伝えるの?メールや電話で伝えても良いの?辞めさせてくれないときはどうしたら良い?
女の子たちが辞めるときに頭を悩ませるこうした点に逐一答えてまいりますので、ぜひご一読を!
水商売を辞める理由
一口に水商売を辞めるといっても、色んな理由があります。
水商売で働く女性たちはどんな理由でお店を辞めるのか、まずはその点を見ていきましょう。
結婚退職
最も一般的で祝福される辞め方は、何と言っても寿退社、つまり結婚退職です。
一般の会社同様、水商売でも、「結婚しますので辞めます」というのは受け入れられやすい理由です。
水商売の場合、結婚しても続ける人は事情のある人なので、「結婚します」と伝えれば特に理由がない限り、お店を辞めることが出来ます。
就職
ガールズバーのように、大学生の女子に人気のお店では、卒業して就職が決まれば夜のお仕事はおしまいにするという女性が多いものです。
実際、大学生の女の子の中には夜のオツトメは学生時代だけと決めている人が多数派です。
また、女子大生以外でも、昼間の仕事が見つかったから水商売を辞める人が少なくありません。
中には、お店で知り合ったお客様のコネで就職先を見つける人たちも。
こうした人達にとって夜のお店は就職へのステップのひとつなのでしょう。
体調不良
結婚や就職といった前向きな理由とは逆に、体調を壊してお店を辞める女性たちもいます。
水商売といってもお仕事内容は様々。なかには、ハードなお仕事もあります。
いくら若い女性でも、身体に負担がかかっていることは忘れないで下さい。
また、接客業は感染などのリスクも高いので、定期検診を受けることも大事です。
経済的な問題
経済的な理由でお店をやめ、もっと稼げる業種に転身する女性たちもいます。
キャバ嬢やホステスの場合、容姿が大きく物をいいますので、容姿がイマイチだと指名がとれない、指名がとれなければ稼げないということになります。
その結果、稼ぎたいからお店を辞めて風俗へという女性も少なくないのです。
親元に帰る
自主的に辞めるのではなく、親にバレたり、親が病気になったりして、地元に帰るために退職する人たちもいます。
水商売の女性、特に大学生など若い女の子たちは、たいてい親に内緒で夜のオツトメをしているものです。
そうした女性たちがなにかの拍子に親に夜のオツトメがバレると、家に帰らざるを得なくなります。
こうした理由でお店を辞める場合は、正直にその旨を告げれば、お店は受け入れてくれます。
トラブル
これもネガティブな理由ですが、店内やお客様との間にトラブルがあってお店を辞める人というのも常にいます。
水商売の世界は競争が激しいものです。
トラブルの結果、居づらくなって辞める人は少なくないのです。
また、お客様に執拗に言い寄られてかわすことが出来ず、結果的に店を去る女性もいます。
トラブルが原因で辞める際はお店側も積極的に引き止める事はありませんので、ある意味気が楽といえるかもしれません。
お店を変わる
人気のホステスやキャバ嬢の場合、別のお店に引き抜かれて移るケースもあります。
この場合、よりグレードの高い店、人気のある店に移るのが普通です。
引き抜かれてお店を移る場合、元のお店にどう告げるかは本人次第。
また、引き抜き先のお店の意向もありますので、元のお店にどう報告するか訊ねてみるのが良いでしょう。
お店の間に遺恨を残さないようにしましょう。
水商売を辞めるときの手順
お店を辞めるとき、どういう順序で話を勧めていくのが良いのでしょうか?
突然辞めると伝えては、お店側に迷惑がかかります。
これは社会人として避けなければいけません。
いつ、誰に辞意を伝えるか、そのプロセスを見ていきましょう。
いつ伝えるか
お仕事を辞める気持ちがかたまったときは、少なくても一ヶ月前には上司に辞意を伝えるのが社会人のマナーです。
水商売のお店に努めている場合、辞める予定の一ヶ月くらい前に店長に辞意と理由を伝えましょう。
急な事情で一ヶ月前に伝えられなかった場合、出来るだけ早く伝えるのが望ましいです。
病気や怪我など、よほどの事情がない限り、遅くても辞めるまで2週間はみておきましょう。
誰に伝えるか
辞意を伝える相手は、まず、何と言っても店長です。
辞める際は給与の精算もしてもらう必要がありますので、トップに話をつけないと始まりません。
バーならママに直接伝えるのが理想的ですが、言いにくい場合、面倒見の良いボーイさんなどに仲介してもらうのも一つの方法です。
常連のお客様にも挨拶を
お店に辞意を伝えて受け入れられたら、お馴染みのお客様にも挨拶をしておきましょう。
これまでのお礼を込めてお店に来ていただくのがベターですが、それが難しい場合は、メールでも構いません。
大切なのは順序です。
お店に伝える前にお客さんにお店を辞めることを漏らすのはよくありません。
お客さんやボーイの口からママや店長に伝わると、トラブルになる可能性があります。
自分の中で辞める気持ちが固まったら、まずお店側に伝えること。
その後で贔屓のお客様たちに伝えるようにしましょう。
辞意の伝え方
辞める気持ちが固まった時どうやって伝えたら良いのか、迷ってしまいますよね。
次はその点を見ていきます。
口頭で伝える場合
いうまでもなく、一番良いのは直接口頭で伝えることです。
特に、お店には出来る限り口頭で店長に伝えましょう。
正直に理由を言っても引き止められる心配がない場合は、ママや店長に辞める理由をありのままに話します。
トラブルの可能性がある場合は、受け入れてもらいやすい理由をこじつけてしまうのもありです。
体調が良くないのに辞めさせてもらえないような場合、ちょっと大袈裟に伝えてみるのもいいでしょう。
お客様には、口頭で言いにくい場合、メールやメッセージを送るだけでも大丈夫です。
メールで伝える場合
お店には出来るだけ口頭で伝えたいものですが、結婚が理由の場合など、ご贔屓のお客様に伝えて感情的になられることもあります。
これは下手をするとお店にも迷惑がかかるので、厄介なご贔屓さんにはメールでさり気なく伝えるのも一つの方法です。
お客様に送るメールの例文
お客様に送るメールの例文をのせておきますので、参考になさって下さい。
○○○さん、こんにちは。
▽▽▽(お店の名前)の▲▲▲(自分の名前)です。 いつも来ていただいてありがとう。 実は、実家の母の調子が悪くなってしまって、今月末でお店を辞めることになりました。 せっかくご贔屓にしていただいたのに、残念です。 また復帰することがあれば、遊びにいらしてくださいね。 今までどうもありがとうございました。 ▲▲▲ |
普段の会話やメールより少し丁寧に書くのがポイントです。
お店が辞めさせてくれない場合の対処法
人気のホステスやNo.1キャバ嬢の場合、辞意を伝えても店長から引き止められることもあります。
お店側としてはお客さんを連れてきてくれる人気の女の子を離したくないのが本音でしょうが、女の子としては困ってしまいます。
もし、引き止められそうな予感があるときは、予め受け入れてもらえそうな理由を考えておきましょう。
実家の親が体調を壊したとか、自分の体調が悪いとかいったことを、実際より少し大袈裟に言えば店側としても引き止めにくいものです。
起こりがちなトラブル
残念ながら、お店を辞める際にトラブルになることがしばしばあります。
次はよくあるトラブルをあげておきます。
金銭トラブル
お店側との間に起こりがちなのが、給与の支払いなど、金銭的な問題です。
金銭的な問題が起こるのは、女の子側がすぐに辞めたいと言い出すなど、お店に損失が生じる場合です。
きちんと時間的余裕を見てお店側に辞意を伝え、お客様にメールを送ってお別れに来てもらうようにすればお店側も受け入れやすくなるものです。
お客さんとのトラブル
お客様と深い関係になっていた場合など、辞める理由によってはトラブルが起こる可能性もあります。
贔屓のお客様に可愛がられていた場合、結婚して辞めるというと嫉妬にかられるかもしれません。
下手に伝えてストーカーになられたりすると大変厄介です。
普段から厄介な言動のあるお客様の場合、口頭で伝えずお礼のメッセージだけ残すのも一つの方法ですが、それ以前に付き合い方に気をつけましょう。
お客様との関係はビジネスライクに。あまり深入りしないようにするのがコツです。
まとめ
立つ鳥跡を濁さずという言葉があります。
水商売を辞めて新しい生活に入る場合、トラブルを起こさず、すっきりした形でお店と話をつけるようにしましょう。
そのためには、時間的余裕を持って辞意を伝えるのが第一。
その上で、ご贔屓のお客さんたちに連絡をして、お別れのご挨拶をするようにしましょう。
そうすれば、お客さんもお店側も気持ちよく送り出しやすくなります。
辞めるときにスッキリした形で辞められるかどうかは、実際の処、普段の勤め方次第です。
最後になって困らないように、日頃からスマートな付き合いを心がけておきましょう。