【キャバ嬢の給料事情】水商売の3つの他業種と具体的な年収を比較!
風俗で働く女性たちの最大の関心事は、お金。風俗業界では若さが売り物。女性が風俗で働ける時間は限られています。
そうなると、出来るだけ効率よく快適に働いて早くお金を貯めたい。これが風俗で働く女性たちの最大公約数的な声なのです。
そこで今回は、風俗業界で最も人気の高いキャバクラ嬢のお給料と年収にスポットを当てます。
ラウンジやガールズバーといった他の接待業と比べてどちらが有利に稼げるか。また、高給クラブのホステスと比べてどうなのかといった点を大検証。
これからキャバクラで働きたいと思っている女性は是非お役立てください。
キャバクラ、ガールズバー、クラブ、ラウンジの違い
まずは簡単にキャバクラ・ラウンジ・ガールズバー・クラブの違いをおさらいしておきましょう。
雰囲気や高級感でざっと分けている人も多いようですが、キャバクラとラウンジ・ガールズバー・クラブでは、営業形態も給与形態も違うのです。
営業形態の違い
まずは営業形態の違いから見ていきましょう。
キャバクラやクラブでは勤める女性が客として訪れる男性の隣に座って会話やお酒を提供し、もてなします。
これは「接待行為」と呼ばれる仕事内容で、この形態の奉仕を提供するお店は「風俗営業許可1号」を取得しなければなりません。
キャバクラ(キャバレークラブ)もクラブもこの点では同業ということです。
ラウンジも「接待行為」が提供されていれば、キャバクラやクラブと同じく「風俗営業許可1号」のお店という範疇になります。
一方、ガールズバーはバー、つまり日本語でいう酒場や飲み屋になります。主に夜間、お酒を呑むために訪れるお店です。
したがって、形態は「深夜酒類提供飲食店」ということになります。
ガールズバーもこの一種ですので、基本的にはキャバクラやクラブのように、隣席に座って接待することはできません。
その代わり、「風俗営業許可1号」のお店は基本的に深夜24時までで終業なのに対して、「深夜酒類提供飲食店」のお店は時間制限がありません。
夜のお店のことですので実体は曖昧になっている部分もありますが、基本的な違いはこのあたりを踏まえて理解しておきましょう。
給与形態の違い
次は、今回のテーマである給与形態の違いから、キャバクラとラウンジ・ガールズバー・クラブの違いを見直しましょう。
まずはキャバクラ。キャバ嬢のお給料は「時給+バック」で算出されているお店が多数です。
バックというのは夜のお店でお客さんが特定の女性を指名したり、新しいボトルを入れたりした時に女性に与えられる付加的なお金のことです。
付加的なお金ですので、個々の女性の人気・実力によってバックの額は大きく変化します。
ガールズバーやラウンジホステスも基本的にはキャバクラと同じで「時給+バック」です。
時給は定額、バックは歩合ですので、これらのお店では一定のお給料額に個々の実力に応じた歩合を加えた額がお給料の総額となります。
ただし、バックの内容はそれぞれの職種で異なってきます。
一方、クラブ、特に高級クラブでは、歩合の部分が大きくなります。同じお店でも実力次第でお給料額に大きな差が出るということです。
クラブホステスのお給料はたいてい日給ですが、「客持ち」といわれる人気ホステスは指名客が店に落とした売上げで歩合を稼ぎ高給になります。
逆に、指名をとれないホステスは「ヘルプ」と呼ばれ、ほぼ日給のみということになります。
キャバ嬢のお給料と年収
ではここでキャバ嬢のお給料と年収の相場を見ていきましょう。
これまで述べてきましたように、風俗勤務の収入は歩合によって左右されるため、平均をだすのは困難です。
お店によって上がり(売上)が大きく違う上、同じお店でも人気のある嬢と人気のない嬢では大きな収入格差が生じます。
ここでは、そうした歩合の部分を平均的にならし、時給の平均額と合わせた額を見ていきます。年収は一日5時間勤務、週5日、月20日で計算していきます。
まず時給ですが、一般的な求人サイトと風俗専門の求人サイトをチェックすると、キャバ嬢の平均時給は2,000円~2,500円の間に落ち着きます。
日給10,000円~12,500円、週給で50,000円~62,500円、月収で200,000円~250,000円、年収で240万~300万ということになります。
バックはどれくらいつくのか?
上記の額は時給だけでの収入計算で、ここにバックなどの付加的収入が加わります。
バックは、人気のお店だと売上の4割~5割つきます。
見返りが大きければ、女の子たちは一生懸命指名やボトルをおねだりするようになりますので、お店としても元がとれるのです。
人気の嬢の場合、バックのほうが時給より大きくなることもあるのです。
スライド式時給の場合
キャバクラでは売上に応じて時給がアップするスライド式時給を採用しているところもあります。
この場合、人気の嬢は時給が3,000円~4,000円までアップすることもあり、時給だけで500万近い年収を稼げます。
それにプラスしてバックの高収入が入りますので、1000万近い高給キャバ嬢も存在し得るのです。
ガールズバーのお給料と年収
次はガールズバーのお給料を見ていきましょう。
先述のように、ガールズバーの給与形態も時給+バックが主体です。
ただ、ガールズバーは「深夜酒類提供飲食店」の形式で運営されているお店と、キャバクラ同様「風俗営業許可1号」の形式で運営されているお店があります。
両方のパターンを見ていきましょう。
普通のガールズバーの場合
まず、「深夜酒類提供飲食店」の形式で運営されている普通のガールズバーの場合、極端に高い所や安い所を除いた平均的な時給は2,000円程度です。
立地等の条件が等しい場合2,000円以下の所も多く、キャバクラよりは少し安めという感じです。
ただ、勤務に「接待行為」が含まれないので、お客様からのタッチが苦手な女性は多少時給が安くても、ガールズバーの方を好む傾向にあります。
「接待行為」のあるガールズバーの場合
名称はガールズバーでも「風俗営業許可1号」の届けを出しているガールズバーの場合、給与額はキャバ嬢と同等までアップします。
その代わり「接待行為」も伴いますので、ガールズバーに勤める際は「接待行為」の有無を確認しておくほうが良いでしょう。
デイタイムのガールズバーの場合
ガールズバーにはお昼の時間帯に営業している昼間のガールズバーがあります。
こうしたデイタイムのガールズバーは夜間のガールズバーより「飲み屋」の性質が強く、その分、女の子の時給も安めです。
平均時給は1,500円前後で一般のカフェとそんなに変わらない額のお店もありますが、夜の勤めと比べると安心して勤められる利点があります。
クラブホステスのお給料と年収
次はクラブホステスの給与。先述のように、クラブホステスの収入はキャバクラやガールズバーよりもさらに個人差が大きいのが普通です。
ホステスはだいたいが日給で、下は20,000円くらいから上は50,000円、60,000円くらいまで、その差はかなり大きくなっています。
口コミによると、高級クラブのNO1ホステスともなると、芸能人並みの高給取りもいるといわれています。
贔屓客を持っているホステスの場合
一日に10万以上稼ぐような特別なホステスを除いても、贔屓客を沢山持っている人は日収で50,000円近く稼いでいるといわれます。
月に20日働くとして、月収で100万円、年収で1200万円になります。
ただし、ここまで稼げる人は少数で、普通は日収30,000円~40,000円が高給ホステスの平均といえるでしょう。
30,000円で月収60万円、40,000円で月収80万円になります。年収にすると720万、960万で、企業の重役クラスに近づいてきます。
ヘルプのホステスの場合
クラブ勤めを始めたばかりのホステスや贔屓客を持たないヘルプのホステスの場合、日給は20,000円程度となります。
平均的なキャバ嬢とほぼ同程度です。
ただし、高級クラブのホステスともなると自分にお金をかける必要があります。
お店に出るにも安っぽいドレスではつとまりませんし、メイクやヘアにも手を抜けません。
店内での競争も激しいので、人気が出て稼げるようになるまでは意外にお金は貯まらないと考えておいたほうが良いかもしれません。
ラウンジホステスのお給料と年収
ラウンジは夜のお店の中でも曖昧な営業形態のお店が多く、収入の平均を取るのも最も困難です。
給与はキャバ嬢やガールズバーと同じく、時給+バック。求人の要項を見ると時給3,500円~4,500円のところが目立ちます。
ただし、ラウンジは基本的に自由出勤。出勤調整というラウンジ特有のルールもあって、ガッツリ稼ぐには不向きな形態です。
結果、時給は高いけれど勤務時間が短くて日給は20,000円までいかなかったり、週に3日程度の勤務だったりで、年収として平均を見ると、キャバ嬢やガールズバーより低い人が多くなっています。
時間から見た効率は良いものの、安定した収入を得るには向いていないかもしれません。
キャバ嬢・ガールズバー・クラブ・ラウンジの比較
ここまで見てきたキャバクラ・ガールズバー・クラブホステス・ラウンジホステスを収入で比べると、キャバクラはガールズバーより平均的に高給。
そして、キャバクラでバックの多い人気嬢になると、クラブホステスと同程度稼げるということが分かります。
クラブホステスは人気の高い一部のホステスは企業の重役並みの収入を得られます。
しかし、それ以外はキャバクラとそんなに変わらないか、出費を差し引くと最初はキャバクラほども稼げないと考えておいたほうが良さそうです。
ラウンジホステスは時給こそ良いものの、安定した収入を得るのは難しいといえるでしょう。
まとめ
今回はキャバクラ・ガールズバー・クラブ・ラウンジの収入を比較してきました。
読んでいただくと、収入のち外は業種の違いより個々の女性たちの人気の違いによるものが大きいということが分かるでしょう。
高級クラブに勤めても人気がなければ稼げないのです。
時給が安くて稼げないからとキャバクラからガールズバーやクラブに移る人がいますが、バーやクラブでも人気が出なければ稼げません。
今回のテーマの中心であるキャバ嬢はガールズバーよりは高収入。
また、クラブやラウンジほど個人差が大きくないので、その気になれば誰にでも稼ぎやすい職種といえます。
勿論、それぞれのお仕事には向き不向きがありますので、自分の適性を知った上で個性を生かしたお勤めをしていきましょう。