夜職は体調不良になりやすい!体調管理の方法を詳しく紹介
キャバクラやホストクラブなどの夜職で働いている方は、一般的な昼職で働く方々よりも体調を崩しやすい傾向にあることをご存じでしょうか。
「夜職を始めてからなんとなく不調」
「夜働き始めてから体調不良になることが多くなった…」
今回は、そんなお悩みを持つ方に向けて、以下の内容をわかりやすく解説していきます。
体調が安定せず困っている夜職の方は、ぜひ参考にしてくださいね!
夜職が体調不良になりやすい理由
キャバクラ、ホストクラブ、ラウンジ、スナック…様々な種類がある夜職ですが、どの業種であっても共通して言えるのが「体調不良になりやすい」ということ。
今まで頻繁に体調を崩すことの無かった人でも、夜職を始めてからいきなり体調不良に陥りやすくなった…なんて方は少なくありません。
まずは、その理由について簡単に見ていきましょう。
生活が昼夜逆転する
夜職の方は勤務時間が夜間になるため、どうしても昼夜が逆転しやすいです。
仮にお店が0時に閉店するとしても、そのあとお客さんに付き合ってアフターに行くとなれば帰宅は明け方になってしまうということも珍しくありません。
夜に活動し、昼過ぎや夕方くらいまで爆睡…なんて生活をしている方はそれが原因で体調不良になりやすくなります。
人間はそもそも、日中に活動し夜は眠るという体内時計が誰にでも備わっています。
だからこそ、昼夜逆転の生活が続くと体内時計が乱れ、疲れが取れなかったり、免疫力が下がったりと体調不良を引き起こす原因となってしまうのです。
お酒を飲む量が多い
夜職は基本的に接客においてお酒を飲むことになりますが、この量が多くなればなるほど、体調不良の原因になります。
二日酔いはもちろんのこと、お酒による健康への影響は少なくありません。
- 脂肪肝
- 食道炎
- 胃潰瘍
- 高血圧 など
さらに長年大量の飲酒を続けると、肝硬変や心筋症などさらに重大な病気につながるリスクが高まります。
人間関係のストレス
夜職は想像以上に人間関係のストレスがかかりやすい仕事です。
キャバクラなどで働くと酔っぱらったお客さんが
いいよな~
酒飲んで楽しい思いするだけで稼げて!!
なんて言ってくることがあると思いますが、夜職の実態は全くそんなことがない、と実際に働いてみればわかりますよね。
同じお店の女の子との関係、黒服との関係、さらには多くのお客さんたちとの関係…かかわる人間が多い仕事だからこそ、その中で悩んだりストレスを抱えたりすることも多くなります。
食生活が乱れがち
夜職で働くと、食生活がどうしても乱れがちになります。
先ほどお話しした通り、夜職の人は昼夜逆転の生活に陥りやすいので、食事を摂る時間が不規則になり、さらに栄養バランスを考えた健康的な食事を摂ることも難しくなってしまうんですよね。
同伴で毎日外食したり、アフター終了後に酔った勢いで明け方ラーメンを食べたり…。
自炊をする暇がないという方も多いでしょう。
夜職の人がなりがちな体調不良6選
それではここからは、夜職の人がなりがちな体調不良をピックアップしたものを紹介していきます。
- 風邪
- 声枯れ
- 冷え性
- 睡眠不足・栄養不足
- 二日酔い
- 精神的不調
風邪
夜職は夜遅くまでの勤務や不規則な生活が続くため、免疫力が低下しやすくなります。
さらにキャバクラやホストクラブでは、多くの人と近い距離で会話をするという点で、風邪のウイルスに感染しやすい状況で働かなくてはいけません。
キャバ嬢やホストである以上、接客中にマスクをするわけにもいきませんしね…!
また、店内は夏も冬も冷房をしっかりめに利かせているお店が多いのも、夜職の人が風邪をひいてしまいやすい理由の一つ。
夜職の仕事内容、また仕事の環境的に、どうしても風邪をひいてしまいやすいのです。
声枯れ
キャバクラやホストクラブでは、接客中にお客様と会話をする機会が非常に多く、さらに騒がしい店内では声を張る必要があるため、喉に負担がかかります。
週に数日のアルバイトならまだ良いですが、レギュラー出勤ともなると声帯が傷つきやすくなり、声が枯れる原因になります。
さらに、休憩を十分に取れないことから喉の回復が追いつかず、慢性的な声枯れに悩む方も少なくありません。
夜職特有の声枯れは「酒やけ」などとも呼ばれ、多くの夜職女性の悩みの種となっています。
冷え性
これは特に女性キャストにありがちですが、薄着でエアコンのきいた店内で長時間働くことが多く、体温が下がりやすい環境にさらされることにより冷え性になりやすいです。
女性は男性よりも筋肉量が少ないためただでさえ体温が下がりやすく、さらにアルコールを摂取すると血行が一時的に良くなるもの、その後大幅にに体温が低下することも冷え性の原因となります。
ちなみに夜職の地味に辛いところは薄着なこと。キャバクラなんかだとドレスが主流。店内寒い。凍える。冷えたお酒なんか飲めたもんじゃない笑
— 個人の見解です (@pjK_opinion) June 23, 2024
睡眠不足・栄養不足
夜職の方は寝る時間帯やアルコールの影響により、睡眠の質が低下しやすく、時間的には十分に眠っているにもかかわらず睡眠不足になってしまうことがあります。
また、不規則な生活リズムによって食事のタイミングがずれたり、外食やコンビニ食が中心になり栄養が偏ることで体の修復機能が低下し、疲労感が溜まりやすいだけでなく免疫力も弱まりがち。
睡眠不足と栄養不足のコンボにより貧血や肌荒れを引き起こしてしまうことも。
夜職を始めてから貧血や肌荒れ、また生理痛が重くなるなどのプチ不調が続いている場合、それは睡眠不足や栄養不足による影響の可能性があります。
二日酔い
ナイトワークではお酒を飲む機会が多いため、二日酔いに悩まされるのはもはやでデフォルト。
特に短時間で大量のアルコールを摂取すると、体内でアルコールを分解する酵素が追いつかず、二日酔いの原因となります。
二日酔いにならないようにするためにはお酒の量を調整しなければなりませんが、売上のためと思うとどうしてもそれが難しいんですよね…。
精神的不調
夜職を続けていると、不規則な生活や人間関係のストレスが重なり、メンタルの不調に陥りやすいです。
また、夜型の生活リズムはセロトニンやメラトニンといった精神を安定させるホルモンの分泌を乱すため、不安感やイライラ、気分の落ち込みなどの症状が現れやすくなり、症状が悪化しやすい傾向があるため要注意。
さらには過剰な飲酒や睡眠不足も精神的不調に直結する要因です。
夜職の人間は病んでいる、なんて言う人がいますが、夜職特有の仕事内容や事情によって最初は健康でも徐々に病んでいってしまうひとも少なくないのです。
夜職でも体調不良にならないために実践すべきこと
それでは最後に、夜職を続けていくうえで体調不良をできるだけ避ける・軽減するために実践していただきたい生活の中でのポイントをまとめて紹介します。
無理をしない範囲で健康習慣を取り入れて、ナイトワークを楽しみながら続けていきましょう!
昼間も活動!日光を浴びるようにする
夜型の生活になると、どうしても日光に当たる時間が減りがちです。
日の光を浴びるだけで体内時計のリズムが整い、夜の睡眠の質も向上しますよ。
日光に当たると精神を安定させるセロトニンという物質が脳内で分泌されるため、メンタルが不調という方にも日光浴は大きなメリットになります。
ストレスの多い夜職の方はぜひ実践してみてくださいね。
お酒の飲む量を管理する
ナイトワークではお酒を飲む機会が多いですが、飲みすぎは体に大きな負担をかけます。
アルコールは肝臓の働きを低下させ、疲労感や免疫力の低下を考える原因になりますし、思い出したくないようなつら~い二日酔いの原因でもあります。
お酒を飲むときできるだけ量をコントロールすることが大切。
それが難しい場合は、せめてこまめに水を飲んで水分補給をするようにしてください。
また、休肝日を定期的に設けて、体をリセットする時間を作ることもおすすめです。
食生活と睡眠の質を整える
夜職の方が乱してしまいがちな食生活と睡眠の質ですが、ここを整えるだけで慢性的な体調不良がかなり軽減することは珍しくありません。
仕事が休みの日はなるべく自炊をし、体に優しく栄養バランスが整ったメニューを食べる。
また、夜更かしせずにたっぷりと質の良い睡眠をとるようにすると、想像以上に心も体もすっきりします。
定期的にストレスを発散する
夜職は心身にストレスがかかりやすい仕事です。
そのため、自分に合った方法で定期的にストレスを発散するようにしましょう。
運動や趣味に没頭する時間を作ったり、夜職と関係のない友人と話して気持ちをリフレッシュしたり、自分へのご褒美としてほしいものを買うというのもアリですね。
どういった方法が自分にとって一番のストレス発散になるのか考え、定期的に実践してみてください。
まとめ
今回は、夜職の方が体調を崩しやすい原因から陥りやすい体調不良、さらには体調不良を解消するためにすべきことまでわかりやすくご紹介しました。
夜職は一般の仕事よりも高収入を得やすいことで有名ですが、無茶をして体調を崩してしまっては早々に引退せざるを得ない状況になってしまう恐れも十分にあります。
こうしたリスクを少しでも軽減するためにも、普段から体調不良への対策を万全に、心身ともに健康で稼ぎ続けられるように工夫することが大切です。