高級キャバクラと大衆キャバクラの違いを徹底解説

キャバクラと一言で言っても、実はお店によってランクが異なります。
ざっくり分けると、キャバクラには高級店と大衆店があるのです。
何が違ってこのような差別化がされているのでしょうか?
結論から言うと、高級キャバクラと大衆キャバクラの違いはお店の格や時給の差だけではなく、求められる接客・稼ぎ方・働き方そのものにあります。
筆者この記事では、高級キャバクラと大衆キャバクラの違いを整理しながら、それぞれの特徴や向いているタイプをわかりやすく解説していきます!
キャバクラの高級店・大衆店の違い①【料金体系・顧客単価】
高級キャバクラと大衆キャバクラの違いとして、まず分かりやすいのが料金設定とお客さんの使う金額です。
この部分は、そのままキャストの稼ぎ方や接客スタイルにも直結してきます。
高級キャバクラの料金体系と特徴
高級キャバクラは、その名の通りセット料金・指名料・ドリンク代のすべてが高めに設定されています。
1時間あたりの基本料金だけ見ても、大衆店の倍近いことも珍しくありません。
だからこそ、お店に来るお客さんは最初からある程度お金を使うつもりで来店している層が中心です。
- 接待利用が多い
- 経営者・役職者など立場のある人が多い
- 毎回の会計が数十万円~になることもある
こうした背景があるため、高級店では一本一本の接客単価が高く、少ない本数でも売上が作りやすいという特徴があります。
ただしその分、一回一回の満足度を高く保つことが重視され、接客の難易度は高いと言えるでしょう。
大衆キャバクラの料金体系と特徴
一方で大衆キャバクラは、どんな客層でも利用しやすい料金設定。
セット料金や指名料も抑えめで、気軽に飲みに来るお客さんが多いのが特徴です。
- 仕事帰りにふらっと来る
- 仲間同士でワイワイ飲む
- 一人あたりの予算が比較的低め
このため、1回の会計はそこまで大きくならないことが多いですが、来店頻度が高いお客さんがつきやすいというメリットがあります。
数千円〜1万円台の会計を何度も積み重ねて売上を作っていくイメージに近いでしょう。
キャバクラの高級店・大衆店の違い②【求められる接客スタイル】
高級キャバクラと大衆キャバクラは、求められる接客スタイルにも違いがあります。
価格帯と客層が違うため、そこに合わせた接客が重要になってくるのです。
高級キャバクラは落ち着いた接客重視
高級キャバクラでは品のある接客が求められます。
お客さんは年齢層が高めな大人の男性が多く、騒ぎたいというより「気持ちよく会話をしたい」「癒されたい」という目的で来店するケースが中心。
そのため、以下のような接客ができると有利です。
- 会話の聞き役に回れる
- 相手の立場や年齢に合わせた話し方ができる
- 時事ネタなど知的な会話にも合わせられる
その場のノリや勢いではなく「この子といると居心地がいい」と思わせられるかどうかがポイントで、空気を読み、話題を選び、余計なことを言わない力がかなり重要です。
逆に言うと、ノリ重視・勢い重視の接客だと浮いてしまうこともあります。
大衆キャバクラは盛り上げる接客重視
大衆キャバクラでは、基本的にフランクな接客が好まれます。
お酒の席としての楽しさを求めているお客さんが多いため、その場のノリやテンションが重視されるのです。
そのため、以下のような接客ができると有利です。
- 笑顔が多い
- ノリが良い
- テンションの高いトークができる
こうしたタイプの女の子は、大衆店でかなり強みになります。
一方で、おとなしいタイプの女の子は「ノリが悪い」「盛り上がらない」と思われてしまうこともあります。
キャバクラの高級店・大衆店の違い③【採用基準・面接】
高級キャバクラと大衆キャバクラでは、「どんな女の子を求めているか」そのものが違うため、採用基準や面接の空気もかなり異なります。
ここを理解していないと、実力以前にミスマッチで落とされることも少なくありません。
高級キャバクラの採用基準
高級キャバクラでは、全体的に高水準でバランスが取れているかを見られる傾向があります。
面接時に見られるのは、容姿・会話力・空気の読み方・立ち居振る舞い・マナーといった部分。
容姿に関しては、派手で目立つギャル系よりも、清潔感・品のあるタイプが理想的です。
会話力については盛り上げられるかより、相手に合わせた話題選びができるか、余計なことを言わない判断力があるか、そういった部分をよく見られます。
- 言葉遣い
- 姿勢や座り方
- 面接官への受け答え
こうした細かい部分もしっかりチェックされていますよ。
高級キャバクラの面接や体験入店のハードルが高いのは、女の子を「人材」ではなく「お店の顔の一部」として見ているから、という理由が大きいです。
大衆キャバクラの採用基準
一方で大衆キャバクラは、今すぐにでもキャストとして使えそうかどうかを重視する傾向があります。
評価されやすいのは基本的に接客に直結する要素。
とにかく「明るさ」「ノリの良さ」「愛嬌」が重視されます!
完璧なマナーや洗練された話し方などではなく、一緒に飲んで楽しいか、場を盛り上げられそうかが優先されるため、
未経験の女性でも採用されやすいのが特徴。
即戦力として期待されることも多く、個性を活かした採用がされやすいのも大衆店ならでは。
大衆店は求人においても「幅広く採用」「未経験歓迎」を打ち出していることが多く、入口のハードルは比較的低めです。
キャバクラの高級店・大衆店の違い④【稼ぎ方】
高級キャバクラと大衆キャバクラでは、同じ「キャバクラ」という枠でも、お客さんの使う金額や通い方がまったく異なります。
その差は、そのままキャバ嬢の稼ぎ方にも直結します。
高級キャバクラの稼ぎ方
高級キャバクラは1回あたりの予算が高く、収入や地位に余裕のあるお客さんが中心です。
そのため、固定客がつくと売上が安定しやすい反面、指名が取れるまでに時間がかかるケースも少なくありません。
高級キャバクラの料金・時給目安
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本料金 | 60分 6,000円〜10,000円 |
| 指名料金 | 3,000円〜 |
| テーブルチャージ | 2,000円 |
| 延長料金 | 30分 4,500円 |
| サービス料 | 10% |
| 1時間30分の最低予算 | 約18,900円 |
| キャバ嬢の時給目安 | 5,000円〜10,000円以上(上位層は15,000円〜20,000円も) |
このように、基本料金だけ見ても高めですが、実際にはボトル・ドリンク・フードが加わり、1回の来店で数十万円使うお客さんも珍しくありません。
太客がつけば少ない出勤日数でも高収入を狙えるのが、高級キャバクラの最大の強みです。
大衆キャバクラの稼ぎ方
大衆キャバクラは来店ハードルが低く、若いお客さんやお金の使い方がライトな層が多いのが特徴です。
高級店ほど1回の単価は高くありませんが、その分フリーや新規をつかみやすく、回転型で売上を作っていくスタイルになります。
大衆キャバクラの料金・時給目安
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本料金 | 60分 5,000円〜8,000円 |
| 指名料金 | 2,000円〜 |
| 延長料金 | 30分 3,000円 |
| サービス料 | 10% |
| 1時間30分の目安予算 | 約12,400円 |
| キャバ嬢の時給目安 | 2,000円〜3,000円 |
1回の来店でお客さんが使うお金は高くありませんが、その分頻度が高くなれば一定期間でみると意外とお金を使ってもらっていた、ということも珍しくありません。
一人の支払額が高くなくても、通ってくれるお客さんをたくさん作ることで売り上げが伸びていくのが大衆キャバクラの特徴です。
キャバクラの高級店・大衆店の違い⑤【向いている女の子のタイプ】
高級キャバクラと大衆キャバクラは、稼ぎ方だけでなく「向いている女の子のタイプ」もはっきり分かれます。
どちらが上・下という話ではなく、自分の性格や得意な接客スタイルと合っているかどうかが重要なポイントです。
高級キャバクラが向いている女の子
- 落ち着いた接客や会話が得意
- 空気を読むのがうまく、聞き役に回れる
- 見た目・言葉遣い・所作に気を配れる
- 長期的にお客さんと関係を築くのが苦ではない
高級キャバクラでは、テンションの高さやノリの良さよりも「安心感」や「品の良さ」が重視されます。
お客さんも年齢層が高めな分、ガツガツした営業や距離の詰めすぎを嫌う傾向があります。
そのため、無理に盛り上げるよりも、相手の話を丁寧に聞き、さりげなく気遣いを見せられる女の子のほうが評価されやすいです。
一度信頼を得られれば、指名が長く続きやすく、結果的に安定した稼ぎにつながります。
反面、結果が出るまでに時間がかかることも多く、短期でガンガン稼ぎたいタイプには少しもどかしく感じるかもしれません。
大衆キャバクラが向いている女の子
- 明るくノリが良い
- 初対面でも会話を広げられる
- テンポの良い接客が得意
- 気持ちの切り替えが早い
大衆キャバクラは新規やフリーのお客さんが多く、第一印象がとても重要になります。
多少会話が浅くても、楽しい時間を演出できる女の子のほうが指名につながりやすい傾向があります。
お客さんの入れ替わりも多いため、一人ひとりに深く入り込むよりも、数をこなしながら経験値を積んでいく働き方が合っています。
短期間で接客スキルが身につきやすいのも特徴。
その一方で、売上や指名に波が出やすく、メンタル面で割り切りができないと疲れてしまうこともあります。
まとめ
高級キャバクラと大衆キャバクラは、時給やお店の雰囲気だけでなく、求められる接客スタイルや稼ぎ方、働き方そのものに大きな違いがあります。
高級キャバクラは客単価が高く、落ち着いた大人のお客さんが多いため、会話力や気遣い、継続的な関係づくりが重視されます。
その分、一度固定客がつけば安定した収入につながりやすいのが特徴です。
一方、大衆キャバクラは来店するお客さんの層が幅広く、新規やフリーを多く取れる環境。
ノリや明るさ、場を盛り上げる力が武器になりやすく、短期間で稼ぎたい女の子や、接客経験を積みたい女の子に向いています。
