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キャバクラの罰金制度を徹底解説!種類や金額・支払い義務についても

女_悩む_キャバクラの罰金制度

「キャバクラの罰金制度ってなに?」
「払えと言われているけれど、絶対に払うべき?」

今回は、キャバクラで働く女性のために記事を書きました。

キャバ嬢たちにまじめに仕事をしてもらうため、ルール違反をした場合のペナルティとして設けられているのがキャバクラの罰金制度。

罰金対象となる行為や金額はお店ごとに設定されています。

本文では、キャバクラの罰金の種類や金額例、罰金を回避するためのコツなどを詳しく紹介していきます。

目次

キャバクラの罰金の種類と金額例を一挙紹介

罰金_ペナルティ

まずはキャバクラの罰金の種類とそれぞれの金額例をまとめて紹介します。

  1. 遅刻罰金
  2. 当欠(当日欠勤)罰金
  3. 無断欠勤罰金
  4. ノルマ未達成による罰金
  5. 風紀違反による罰金
  6. その他の細かい罰金

それぞれ見ていきましょう!

遅刻罰金

キャバクラにおける罰金の中で代表的なのは遅刻罰金。

出勤予定の時間に遅れた場合、遅刻した分数に応じて遅刻罰金が発生するお店は多いです。

遅刻罰金の金額例

  • 10分遅刻…2,000円程度の罰金
  • 30分遅刻…5,000円程度の罰金

30分遅刻すると、1時間の時給分かそれ以上の額がお給料からひかれてしまう計算ですね。

大幅な遅刻をしたり、ちょっとした遅刻を何度も繰り返せばあっという間にお給料が激減するので、日ごろから遅刻には気を付けなければなりません。

当欠(当日欠勤)罰金

当欠(当日欠勤)とは、出勤当日になってから休みの連絡を入れ欠勤する行為のこと。

お店にかかる迷惑が大きいため、その分罰金の金額も高く設定されています。

当欠罰金の金額例

  • 時給2時間分の罰金
  • 時給3時間分の罰金

一つ前で紹介した遅刻罰金とあわせて考えると、お店に連絡を入れて当欠扱いにした方が罰金が安く済む場合も。

時給3,000円のキャバ嬢の場合、1時間遅刻して1万円の罰金を取られるより当日欠勤の連絡を入れた方が、若干罰金の金額が下がります。

筆者

自分の時給とお店の罰金システムを照らし合わせ、より引かれる金額が安く済むように立ち回りましょう…!

無断欠勤罰金

出勤に関連してもっとも重いペナルティを課されるのは無断欠勤。

無断欠勤とはお店に連絡も入れず急にお店を休むこと。

お店にしてみると、急遽人手が足りなくなったり指名のお客さんに謝罪したり…など多大な迷惑がかかる非常識な行為です。

無断欠勤罰金の金額例

  • 時給5時間分以上の罰金
  • 出勤したと仮定した日当全額分の罰金

どんな事情があっても、お店に一報を入れることくらいはできるはず。

筆者

無断欠勤は罰金と同時にお店からの信頼も暴落するので、絶対にしてはいけません。

ノルマ未達成による罰金

多くのキャバクラにはノルマがあり、目標として設定したノルマを達成できなかった場合に罰金が発生します。

罰金が発生するノルマは、

  • 同伴回数ノルマ
  • 指名本数ノルマ
  • 売上目標ノルマ

などが代表的。

あらかじめ設定した目標に届かないと、罰金の対象となってしまいます。

ノルマ未達成による罰金の金額例

  • 同伴回数が足りない場合は1万円の罰金
  • 達成できなかった指名本数×3,000円の罰金

キャバクラの中でも、料金設定の高い高級店になればなるほどノルマは厳しく、未達成の罰金も高額になる傾向アリ。

筆者

ノルマ未達成=営業努力が足りないということで、厳しく罰せられてしまうのです…。

風紀違反による罰金

風紀とはお店のキャストと男性スタッフが恋愛関係になること。

キャバクラにおいて風紀は絶対のタブーです。

なぜなら風紀はキャバ嬢と疑似恋愛を楽しむお客さんへの裏切り行為。

また、店内で色恋沙汰のもめ事があるとお店の雰囲気が悪くなったり、場合によってはキャストが辞めてしまったりと風紀はお店にとってマイナス要素しかありません。

風紀違反による罰金の金額例

  • 風紀がバレた段階で50~100万円

風紀違反の場合は罰金だけでは済まず、黒服やキャバ嬢がお店をクビになることもあります。

筆者

確実に大問題に発展するので、キャバ嬢は絶対に風紀をしてはいけません!

その他の細かい罰金

キャバクラは、お店によってさらに細かく罰金が設定されています。

その他の細かい罰金例

  • ノーセット罰金
    →ヘアセットをしてこなかった場合に発生する罰金
  • ミーティング欠席による罰金
    →店舗ミーティングを欠席した場合に発生する罰金
  • 退店時の罰金
    →お店を辞めるときに発生する罰金

細かな罰金制度の金額はお店ごとに違いますが、退店時に罰金が発生するのは悪質なお店の可能性があるので注意が必要。

筆者

女の子を辞めさせないため、高額の退店時罰金を要求する悪質店も…。

こうした罰金に対し、キャバ嬢に支払い義務があるかどうか次の項目で詳しく紹介していきます。

キャバクラの罰金、キャバ嬢に支払い義務はある?

女性_悩む_どうする

稼ぐためにキャバクラで働き始めたのに、度重なる罰金でお給料が激減したりマイナスになったり…。

そんな事態は絶対に避けたいですよね。

キャバクラで罰金対象となった場合、支払い義務があるかどうかわかりやすく解説します。

キャバ嬢に罰金の支払い義務はない

キャバクラ店とキャバ嬢の雇用関係は、国が定める労働基準法の対象になります。

実は、キャバ嬢に対し罰金を請求するとお店側が労働基準法違反扱いになるのです。

労働基準法には下記の一文があります。

(賠償予定の禁止)第十六条 使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。

簡単に言えば、お店側は従業員に対し罰金を含む契約をしてはいけないという内容。

違反した場合は6か月以下の懲役、または30万以下の罰金が科せられます。

筆者

罰金を含む契約自体が違法なため、法律的に言えばキャバ嬢は罰金を支払う義務はないということになります!

罰金の支払い義務はない…けど⁉

法律的には、キャバ嬢に罰金の支払い義務はありません。

しかし水商売業界全体の風潮として、キャバ嬢にまじめに仕事をしてもらうため罰金制度を設けるのは普通のこと。

キャバクラの罰金は厳密にいえば労働基準法違反ですが、遅刻や当日欠勤などキャバ嬢に非がある場合の少額の罰金は支払うのが、業界的には当たり前なのです。

そもそも労働基準法に違反していると弁護士に相談し、お店が認めなかった場合は裁判沙汰になります。

そうなれば数千円の罰金を支払うよりはるかに高い費用がかかるので、法外な額の罰金出ない限りはおとなしく支払う方が賢明なのかもしれません。

筆者

罰金を払わないとごねた場合、今後お店で働きにくくなるリスクも頭に入れておきましょう。

不当な罰金を請求されたら弁護士に相談

キャバ嬢がお店に迷惑をかけたことに対する数千円~数万円の罰金であれば、支払うのがキャバクラ業界では一般的。

しかし、数百万円の多額の罰金や、キャバ嬢がお店に迷惑をかけていないにも関わらず請求された罰金については弁護士に相談するのが妥当でしょう。

2020年、風紀違反を理由に140万円の罰金を請求したキャバクラ経営会社と元従業員が裁判で争いました。

気になる裁判所の判決は、店側の請求の棄却。

風紀違反の罰金が無効と判断されたのです。

不当な罰金を請求され、絶対に支払いたくないという場合は弁護士に相談してみましょう。

ただし弁護士や裁判沙汰になった場合は確実に噂が広まります。
今まで働いていたお店やエリアでは二度と働くことはできなくなるでしょう。
罰金を支払わない場合でも、金銭面以外でダメージがあることは覚えておくべきです。

キャバ嬢が罰金を回避する4つのコツ

女性_ポイント_教える

最後に、キャバ嬢が罰金を回避するのに役立つ4つのコツを紹介します。

  • お店の罰金対象になる行為はしない
  • まじめな勤務態度で評価をあげておく
  • 体調不良が原因なら診断書を用意
  • ノルマの厳しいお店で働かない

なるべく罰金を支払いたくないキャバ嬢さんは、しっかりと確認しておきましょう。

お店の罰金対象になる行為はしない

そもそもキャバクラでの罰金は、お店の罰金対象となる行為をしなければ請求されることはありません。

遅刻や当日欠勤、無断欠勤などせずお店のルールを守っていれば何の問題もないのです。

キャバクラはお店によって罰金の設定が異なります。

どんな行為にいくら罰金が発生するのか入店前の面接でしっかりと確認し、罰金対象となる行為をしないよう気を付けつつ働きましょう。

まじめな勤務態度で評価をあげておく

普段からまじめな勤務態度でお店からの評価をあげておけば、罰金に対して寛容に対処してもらえることがあります。

いつも時間を守ってしっかり出勤していれば、少し遅刻をした場合でも

「今日はいいから次から気を付けてね!」

なんて免除してくれるかもしれません。

日ごろからまじめに働くことはとても大切なのです。

体調不良が原因なら診断書を用意

体調不良でお店を休む場合、診断書があれば罰金が免除になる可能性があります。

勤務先に確認を取り、罰金免除になるのであれば病院を受診して診断書を書いてもらいましょう。

診断書の発行料金は2,000~3,000円程度。

黙って罰金を全額支払うより、診断書を出してもらい免除してもらった方が得ですよね。

筆者

ただしどんな事情があろうと罰金は徴収する!という厳しいお店もあるので、事前の確認は必須!

ノルマの厳しいお店で働かない

なるべく罰金のリスクを下げたいのであれば、ノルマの厳しいお店で働かないことをオススメします。

遅刻や当欠の罰金は基本的にどんなキャバクラでも設定されていますが、ノルマがないお店であれば当然ノルマ未達成の罰金はありません。

時給が高いお店ほどノルマが厳しい傾向があるので、働くお店を選ぶ際は時給につられず契約内容もきちんと確認することが大切です。

まとめ

シャンパン_キャバクラ_女性

キャバクラで働く場合、お店の決まり事を破ると罰金という形でペナルティが発生します。

厳密にいえばキャバ嬢に支払い義務はありませんが、キャバクラ業界において罰金は当たり前の制度。

法外な金額や不当な罰金を請求されない限りは、だまって支払うのが業界としては普通なのです。

罰金を支払わずに済むためには、普段から罰金対象になるような行為はせずまじめに仕事をすること。

ノルマのないお店を選んで働いたり、普段からまじめな勤務態度で自分の評価をあげておいたり、というのも罰金対策として有効です!

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