ホストクラブのシャンパンタワーはなぜ高い?秘密と魅力、豆知識を紹介
「ホストクラブのシャンパンタワーは高いって聞くけど、いったいいくらくらいなんだろう…」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
何層にも積み上げられたグラスのタワーの頂点から、シャンパンを注ぐ様子が美しくライトアップされるシャンパンタワー。
その圧巻の迫力と美しさは、ホストクラブの醍醐味と言っても過言ではありません。
今回は、ホストクラブを代表するシャンパンタワーの秘密を徹底解剖。
具体的な値段や魅力から種類、シャンパンタワーにまつわる豆知識を詳しく紹介していきます!
ホストクラブでシャンパンタワーを頼んでみたい方は必見です!
シャンパンタワーの値段はいくら?種類別で相場を紹介!
まずは、一番気になるポイントのシャンパンタワーの値段について詳しく見ていきましょう。
- 三角形のタワー
- 四角形のタワー
- 丸形のタワー
ホストクラブでよくみられる上記3種類に分けて、それぞれ解説していきたいと思います。
※タワーの段数次第で使用するグラスとシャンパンの本数が変動し、相場は大きく違ってきます。
詳しくは各タワーの項目で詳しい表を作ったので、ぜひご覧ください!
三角形のシャンパンタワー
三角形のシャンパンタワーは通称「三角タワー」と呼ばれる、シャンパンタワーの定番。
綺麗な三角錐になるよう積み重ねられたタワーは、シャンパンタワーという単語を聞いた際に多くの方がイメージするのではないでしょうか。
▼三角タワーの相場▼
グラス数 | シャンパン本数 | 金額目安 | |
5段 | 35 | 3~5 | 15~25万円 |
6段 | 56 | 6~8 | 30~40万円 |
7段 | 84 | 8~10 | 40~50万円 |
8段 | 120 | 15~20 | 75~100万円 |
9段 | 165 | 25~30 | 125~150万円 |
10段 | 220 | 35~40 | 175~200万円 |
11段 | 286 | 50~55 | 250~275万円 |
12段 | 364 | 65~70 | 325~350万円 |
段数が増えれば増えるほど当然見た目の迫力はアップし、ド派手な演出が可能になります。
四角形のシャンパンタワー
四角形のシャンパンタワーは通称「四角タワー」と呼ばれ、ホストクラブのシャンパンタワーの中でも圧巻の存在感を誇ります。
三角形とはまた違った雰囲気の仕上がりで、重厚感があります。
▼四角タワーの相場▼
グラス数 | シャンパン本数 | 金額目安 | |
5段 | 55 | 6~8 | 30~40万円 |
6段 | 91 | 8~10 | 40~50万円 |
7段 | 140 | 15~20 | 75~100万円 |
8段 | 204 | 35~40 | 175~200万円 |
9段 | 285 | 50~55 | 250~275万円 |
10段 | 385 | 65~70 | 325~350万円 |
11段 | 506 | 90~95 | 450~475万円 |
12段 | 650 | 115~120 | 575~600万円 |
正方形に近い形に積み上げる四角タワーは三角タワーよりも使用するグラスが多く、その分お酒を注いだ時のきらめきも強く目立ちます。
丸形のシャンパンタワー
丸形のシャンパンタワーは通称「丸形タワー」、別名「円形タワー」と呼ばれることもあります。
見た目が華やかな割に使用するグラスが少ないため、予算を抑えめにシャンパンタワーをやりたい場合にオススメです。
▼丸形タワーの相場▼
グラス数 | シャンパン本数 | 金額目安 | |
5段 | 31 | 3~4 | 15~20万円 |
6段 | 47 | 5~6 | 25~30万円 |
7段 | 66 | 7~8 | 35~40万円 |
8段 | 88 | 8~10 | 40~50万円 |
9段 | 113 | 14~20 | 70~100万円 |
10段 | 142 | 15~22 | 75~110万円 |
11段 | 174 | 26~33 | 130~165万円 |
12段 | 209 | 36~42 | 180~210万円 |
形状的に内側のグラスにはシャンパンを注ぐことができないため、丸形のシャンパンタワーの場合は外側のグラス以外は口の部分がアクリル板でふさがれていることがほとんど。
各表はすべて、下記の前提で計算・作成しました。
- シャンパン1本の値段…5万円
- グラス1つ…135ml
- シャンパン1本…750ml
※すべてのグラスにシャンパンが目いっぱい入った場合
ホストクラブのシャンパンは種類が豊富ですから、1本数十~数百万円する高額なものもあります。
表にあるは値段はあくまで一例であることをお忘れなく!
ここまで見れば、なぜホストクラブのシャンパンタワーが高額なのかはわかりますよね。
「シャンパンタワー」とはいっても中身は必ずシャンパンでなければいけないわけではありません。
過去には、1本240万円のリシャールをふんだんにつかった総額5000万円の“ブランデータワー”が実現したことも…!
ホスト業界はすごいですよね。
ホストクラブのシャンパンタワーは高いのになぜ人気?3つの理由を紹介
上記で紹介してきた通りシャンパンタワーは非常に高額で、一度頼むのにもかなりの決断力が必要です。
しかしホストクラブのイベントとなると、何百万円もするタワーが何個も積みあがっているのだから驚きですよね…。
▼シャンパンタワーがホストクラブで人気の理由▼
- 担当が喜んでくれるから
- タワー+オールコールで注目されるから
- 被りをつぶす手段になるから
上記3つの理由、さらに詳しく見ていきましょう。
担当が喜んでくれるから
ホストクラブでシャンパンタワーが入る理由はもちろん、担当に喜んでほしいという女の子の思いが一番大きいです。
普段から応援している担当の特別な日には、
「どのタワーよりも目立つ一番のシャンパンタワーを入れたい!」
と思うのが女ごころ…。
様々な女性の思いのぶつかり合いの結果として、数百万円のタワーが何基も立ち上がるという光景がイベントのたびにホストクラブで繰り広げられるのです。
タワー+オールコールで注目されるから
シャンパンタワーを入れると、ほとんどのホストクラブでは自動的に“オールコール”が付きます。
オールコールとは店全体のホストが一つの卓に集まって行われるシャンパンコールのこと。
一般的なシャンパンコールではホスト全員が集まることは無いため、オールコールとなると高額注文をしたことが明らか。
一度店内中のホストを集めたオールコールを浴びると、その感覚に病みつきになってしまう女性も多いのだそう。
シャンパンコールには別料金はないため、シャンパンタワーを入れると金額に応じて自動的にオールコールが入ります。
オールコールが適用される金額はお店によって違いますが、だいたい20~30万円以上のオーダーで入ることが多いですよ。
ちなみに、10,000,000円を超えるシャンパンタワーなどのオーダーが入った場合は“ミリオンコール”といって、オールコールのさらに上を行くシャンパンコールが用意されているお店もあります。
被りに勝つ手段になるから
ホストクラブにおいては、担当が同じ客のことを“被り”と呼んでライバル視し合う光景がよく見られます。
「被りは伝票で殺す」
「被りは札束で殺せ」
物騒に聞こえるかもしれませんが、上記の言葉が、ホストクラブに通う女性の間では普通に使われています。
言葉の意味を簡単に説明すると、被りに対して自分の方がお金を使っている場面を見せつけ、精神的マウントを取ったほうが勝ち…といったところでしょうか。
シャンパンタワーはまさに被りを殺すための手段のひとつ。
ホストクラブでシャンパンタワーを頼みたいときの手順を紹介
ホストクラブに通っていると、いつか一度はシャンパンタワーを入れてみたいな…なんて妄想しますよね。
というわけで、実際にホストクラブでシャンパンタワーを頼む際の手順をかんたんに紹介したいと思います。
▼ホストクラブでシャンパンタワーを頼む手順▼
- 予算を決める
- サプライズにするかどうかを決める
- タワーを入れるタイミングを決める
- 担当もしくは内勤さんに相談
シャンパンタワーは規模によって値段はピンキリ。
安くても15万円以上はかかるため、まずはどのくらいの予算でタワーをするか決めることが大切です。
あらかじめ予算を決めておけば、場の雰囲気や担当のあおりに乗せられて身の丈以上の額のタワーを入れてしまった…なんて羽目にあうこともありません!
また、シャンパンタワーは一応サプライズとして入れることも可能なので、この辺りもどうするか決めておくと良いでしょう。
あとは、どのタイミングでタワーを入れるかももちろん決めておかなければなりません。
シャンパンタワーが多く出る代表的なタイミングは下記の通り。
- バースデーイベント
- 昇格祭
- 卒業イベント
もちろんごく普通の日でもシャンパンタワーはできますが、ホストとしては「どうせなら何かイベントの日にタワーを入れてもらって場を盛り上げたい」という気持ちが強いもの。
多くの場合、シャンパンタワーの相談をすれば一番近いイベント日にお願いされる可能性が高いです。
その点を踏まえて、サプライズにする場合は担当ではなく内勤さんに。
サプライズにしない場合は担当ホストにシャンパンタワーを入れたい、ということを伝えてください。
そこからさらに具体的な相談がスタートしていきます!
ホストクラブのシャンパンタワーに関するQ&A
最後に、ホストクラブのシャンパンタワーに関するいろんな疑問をまとめて解決していきます。
シャンパンタワーのシャンパンって全部飲み干すの?
ホストクラブでシャンパンタワーが入った場合、基本的にはお店のホスト総出ですべて飲み干すのが基本です。
一度に何十万、何百万とお金のかかるシャンパンタワーですから、まさかお客さんにお金だけ払わせて残すなんてわけにはいきません。
シャンパンタワーって誰が作っているの?
華々しく美しい見た目のシャンパンタワーですが、シンプルなタワーの場合はお店のスタッフや手の空いているホストが地道に積み上げて作ることもあります。
ただし段数が多かったり、飾りが入ったり特殊な組み方のタワーの場合は、シャンパンタワーを組み立てる専門の業者に外注することがほとんどです。
そもそもバースデーイベントなんかのときはホスト全員が大忙し。
タワーを作っている余裕はありません…。
よりオリジナリティあふれる個性的なタワー、かなり高度な技術を必要とするタワー、シャンパンタワーの周囲にまでおよぶデコレーションなど細かなところまでこだわりたい…などの場合も、専門業者に依頼することがほとんどです。
シャンパンタワーを入れたら担当の得になる?
もちろん、シャンパンタワーを入れれば担当にとっての大きなプラスになります。
ホストクラブごとの規定にもよりますが、基本的にはシャンパンタワーをふくむ売り上げの5~7割は担当のお給料として反映されることになります。
例を挙げると、100万円のシャンパンタワーが入ればそれだけで、担当のお給料には50万円以上の上乗せが確約…ということですね。
もちろん、シャンパンタワーが入れば入るほどほかのホストに対する見栄を張れるという点でも、担当にとっては大きな得になるはず。
シャンパンタワーをおねだりされたら絶対に入れるべき?
大好きな担当にシャンパンタワーをおねだりされれば、つい「やってあげる」と言いたくなってしまうのがホストにハマった女性の本心ですよね。
しかし自分の身の丈以上のお金をホストで散財するのはオススメできません。
一時的にホストまたはお店にお金を立て替えてもらう“掛け”なんてシステムもホストクラブにはありますが、信頼関係が崩れる恐れがあるのでやめておいた方が良いでしょう。
シャンパンタワーをおねだりされたとしても、金銭的に厳しければキッパリ断るべきです!
シャンパンタワー以外で担当をお祝いする方法はある?
どう頑張っても高額になってしまうシャンパンタワー。
予算を押さえたいからと言って、安いお酒で数段だけのタワーを入れてしまえば、イベント当日に被りのタワーを見て逆に凹んでしまう可能性すらあります。
それならば、無理をしてまでタワーを入れずにボトルでシャンパンをおろしてあげると良いでしょう。
イベント日にはその日限定のオリシャンボトルが売り出されることもよくあります。
特別感たっぷりのオリシャンですが、タワーを入れるほどの金額はかからず数万円から売り上げに貢献することができます。
担当を応援する気持ちはシャンパンタワー以外でも表すことができるので、自分のできる範囲で、できることをしてあげるのが一番です♪
まとめ
今回は、ホストクラブを代表する存在でもあるシャンパンタワーについて詳しくお届けしました。
高く積みあがったタワーがライトアップされ、そこにお酒が注がれる美しい光景。
さらには大勢のホストが卓に集まるオールコール。
こんな華やかな経験をしたら、どんな女性も一度でハマってしまうこと間違いないでしょう。
ホストクラブの花形シャンパンタワー、担当を喜ばせることもできて非常に魅力的な存在ではありますが、今回紹介したように少ない段数でもかなりのお値段になります。
自分の懐具合と相談しつつ、無理のない範囲で担当を応援してあげてくださいね。