高級クラブバイトの仕事内容3選!具体的な収入例もあわせて紹介
「ナイトワーク」の中には高級クラブの他にもキャバクラなどがありますが、どのような違いがあるのか知っていますか?
- 高級クラブのホステスの仕事内容
- 高級クラブの客層や接客スタイル
- 高級クラブのホステスの給与
- 高級クラブの面接で重視されること
上記の内容に興味のある人は、ぜひ読んでみてくださいね。
高級クラブでの仕事内容は?
高級クラブでの仕事は、主に次の3つです。
- 接客
- お酒を作る
- 同伴・アフター
- お客さんに営業をかける
では、それぞれの仕事についてもう少し詳しく解説していきますね。
接客
来店したお客さんの対応は、ホステスのメインの仕事です。
接客は1人で行うのではなく、メインで接客するホステス(係)1人とサポート役のホステス(ヘルプ)2人程度で行います。
そのため、日頃から他のホステスとの関係性を築いておくことも大切です。
お酒を作る
接客をするときには、ただ話をするのではなくお客さんにお酒を作ることもします。
お客さんのグラスが空になりそうだなというタイミングでお酒を作ることが大切です。
一度に担当するお客さんが複数人いる場合は、全てのお客さんのグラスに目を配っておかなければなりません。
また、お酒を作るときには会話の流れを止めてしまわないこと、グラスや机に水滴がついているときには綺麗に拭き取ることも大切です。
お客さんとの会話とグラスの様子どちらにも気を配るバランス感覚が求められます。
同伴・アフター
同伴とはお客さんと食事や買い物をしてから一緒に出勤することで、アフターは勤務終了後にお客さんと食事などに行くことです。
高級クラブのホステスも同伴やアフターをしますが、ノルマが設定されているかどうかはお店によります。
お客さんにお店の外でも食事をしてみたい、もっと長い時間一緒にいてほしいと思ってもらえれば、同伴やアフターに誘ってもらえます。
お客さんに営業をかける
一度来てもらったお客さんに継続して来てもらうためには、連絡先を交換してまた来てもらえるように連絡を取る「営業」が必要です。
どれくらい連絡を取るかは人によっても変わりますが、1日あたり2時間〜3時間程度を営業に費やすホステスもいます。
高級クラブとキャバクラの違いは?
高級クラブとキャバクラにはどのような違いがあるのでしょうか。お客さんや女の子の層・接客スタイル・お店のシステムの観点から解説します。
お客さん・女の子の層
高級クラブとキャバクラでは、お客さんや働いている女の子の層が違います。
キャバクラの場合はサラリーマンやセカンドライフに突入しているお客さんが多いのに対し、高級クラブのお客さんは経営者や会社役員の人が多いです。
また、キャバクラで働いている女の子に比べると高級クラブで働いている女の子は少し年齢が高い傾向にあります。
高級クラブでは立場の高いお客さんの対応をするため人生経験や政治経済に関する知識がある程度必要であることがその一因です。
それに加え、高級クラブはキャバクラやラウンジ、他のクラブなどでの勤務経験のある女の子が多いことも、理由として挙げられます。
接客スタイル
高級クラブとキャバクラはお客さんの層が違うため、自ずと求められる接客スタイルも変わってきます。
キャバクラの場合はキャバ嬢との会話を楽しみに来店するお客さんが多いため、その場を盛り上げ楽しくお話をすることが求められます。
一方高級クラブは、取引先との接待の場として使われることもあります。
そのため、時には空気を読んでお客さんとお客さんの取引先との会話に入らず、ただそばにいてお酒の用意に徹することも必要です。
また、政治や経済の話題になることも多いため、難しい話や最新の情報にもついていかなければなりません。
永久指名制度
高級クラブにあってキャバクラにはない制度として、永久指名制度があります。これは、お客さんが1人のホステスをずっと指名し続ける制度です。
一度永久指名をしたら、そのホステスがお店を辞めるまで指名を変更することはできません。
永久指名はこの先ずっとこのホステスに担当してほしいというお客さんの思いの表れであり、ホステスにとってはとても光栄なことです。
ママの存在
キャバクラには基本的にママはいませんが、高級クラブにはいます。ママは簡単にいえば高級クラブの店長のような立場ですが、ママ自身も接客を行います。
高級クラブで働く時には、お客さんや他のホステスと良い関係を築くことも大切ですが、ママから信頼され、可愛がってもらうことも重要です。
高級クラブでの働き方は?
高級クラブで働く場合の給与や勤務時間、マナーについて見ていきましょう。
高級クラブのホステスの給与
高級クラブのホステスの給与は、「時給+バックマージン」で構成されています。
バックマージンとは指名をもらったり同伴をしたりした時に発生するボーナスのことです。
高級ホステスの時給は5000円〜8000円であることが多く、バックマージンも合わせると月収は30万円〜50万円程度が平均となります。
売れっ子ホステスになると月収が100万円以上、トップのホステスになると月収数百万という場合もあります。
高級クラブなのに想像よりも平均月収が低いな、と思いませんでしたか?
実は、バックマージンはお客さんをメインで担当する「係」にならないと入らず、サポート役の「ヘルプ」としての接客では生じないのです。
そのため、指名が取れない間は日給のみの受け取りとなるのが基本です。
高級クラブのホステスの勤務時間
高級クラブは20時開店の場合が多く、閉店時間は風営法により0時または1時となっています。
ただし、同伴がある日は20時よりも早く接客が始まりますし、アフターが入った日には閉店後もお店の外でお客さんと食事などをすることになります。
また、営業LINEはお店の営業時間に関係なく送る必要があるため、お店の勤務時間=実際の労働時間とはいえません。
ホステスとして守るべきマナーとは?
高級クラブのホステスとして働く時に大切なマナーとしては、次のものがあります。
- お客さんとの連絡先交換時、連絡していいタイミングを確認する
- お客さんに忖度する
- ヘルプのうちは係に何でも報告する
まず、お客さんと連絡先を交換した時には連絡していい時間帯などを確認しましょう。
お客さんの中にはホステスとやりとりしているところを家族に見られたくない人や、仕事中には連絡して欲しくない人もいます。
ホステス側から連絡したことによってお客さんに迷惑がかかってしまわないよう、配慮が必要です。
また、高級クラブのホステスはお客さんに楽しんでもらうこと、リラックスしてもらうことが仕事です。
そのため、お客さんの様子や話の内容からどう反応するべきか、どういった言葉をかけるべきかを察し、忖度することがマナーです。
特にお客さんが取引先の人を連れて来た際には、お客さんを立てるような気遣いができると喜んでもらえます。
高級クラブのホステスが守るべきマナーは、お客さんに対するものだけではありません。
複数人でチームとなって接客をするシステムなので、一緒に働くホステスに対するマナーも重要です。
特にヘルプの間は、お客さんに営業の連絡をしたり同伴に誘ってもらったりしたらそのお客さんのメイン担当であるホステスに逐一報告しましょう。
高級クラブで働くやりがい・大変さは?
どんな仕事でもやりがいや大変さはつきもの。高級クラブの場合はどのようなやりがいや大変さがあるのでしょうか。
ホステスのやりがい
高級クラブのホステスのやりがいとしては、次のようなものがあります。
- 普段は接することのないような人と関われる
- 細やかな気遣いやマナーが身につく
- 自分の人柄や能力を評価してもらえる
高級クラブには経営者や会社役員など、普通であればあまり関われないような人が来店します。
そうした人たちとお話したり、時には支えたりできることは、高級クラブで働く醍醐味です。
また、経営者や会社役員の人にも認めてもらえるような細やかな気遣いやマナーを学べるということも、ホステスのやりがいの1つです。
人に尽くすことが好きな人、大人の女性として中身を磨きたい人にはぴったりの仕事といえます。
高級クラブのお客さんは、ホステスの外見だけではなくおもてなしの姿勢や政治経済などの知識、立ち居振る舞いや気品などを評価してホステスを指名します。
つまり、お客さんから指名してもらえたということは自分の人柄や能力といった中身を気に入ってもらえたということです。
そういった点にやりがいを感じるホステスも多くいます。
ホステスの大変さ
ホステスの大変さには、次のようなものがあります。
- 常に勉強が必要
- ドレスやヘアセットにお金がかかる
- 指名を取れないと辛い
高級クラブのホステスは、政治や経済、歴史について詳しくなければなりません。
特に政治経済は日々変化するものなので、毎日絶えず情報を収集し、お客さんとの会話についていけるようインプットしておかなければなりません。
また、ドレスやヘアセットにお金がかかるというのも高級クラブのホステスの大変なところです。
お客さんは目が肥えた人が多いので、安いドレスでは見抜かれてしまいます。
そのため、3万円程度のドレスを着て、髪はプロにセットしてもらう必要があります。ただし、中には貸し衣裳があるお店もあるので安心してくださいね。
そして高級ホステスの大変さとしては、「指名が取れないと辛い」というものもよく挙げられます。
指名がノルマに達していないとペナルティが与えられることがあります。
たとえノルマが課されていなかったとしても、指名が取れないと収入が伸びませんし、他のホステスやママに対して引け目を感じることになります。
しかし、人気のホステスの接客術をよく観察し、自分なりに取り入れていくといった前向きな姿勢で仕事を続けると徐々に指名も増えていきます。
指名が増えるということは自分がどんどん魅力的になっていくということでもあります。諦めずに頑張っていきましょう!
六本木・銀座の高級クラブの求人・面接傾向
一口に高級クラブといっても、場所によって求人の特徴や面接で見られるポイントは違います。
ここでは、六本木と銀座の高級クラブにおける求人・面接の傾向を紹介します。
六本木の高級クラブの場合
六本木の高級クラブの求人では、とにかくルックスが重要視される傾向にあります。
六本木の高級クラブに来るお客さんは40代など比較的若めで、若くて綺麗な子を好むことが多いからです。
そのため、面接でも顔がどれくらい整っているか、ドレスが似合う体型かということなどをチェックされます。
もちろん全く中身を見られないというわけではありませんが、ルックスを見て売れそうだと判断されると採用される可能性が高いです。
ナイトワークの経験のない人や前のお店から引っ張ってこれるお客さんがいない人にはおすすめです。
銀座の高級クラブの場合
銀座の高級クラブの求人でもルックルは重視されます。しかしそれだけでは採用されないのが銀座の特徴です。
銀座の高級クラブは銀座というブランドを大切にするため、それに見合う知性や気品、雰囲気のよさが感じられないと採用されにくいです。
また銀座は売り上げにも厳しいため、ナイトワークの経験があり前のお店からお客さんを引っ張ってこれるかどうかも面接で重視されます。
すでにある程度実績があり、もっとステップアップしたいという人は銀座に挑戦してみてはどうでしょう。
まとめ
高級クラブのホステスになるためには、外見はもちろん行き届いた気遣いや高度な会話についていける知識、その場の空気を察知する能力が必要です。
決して簡単な仕事ではありませんが、得られるものも多いです。興味のある人は体験入店してみると、より仕事の様子がわかりますよ。