会員制ラウンジとは?働き方や給料・採用基準など気になる実態を調査!
「会員制ラウンジっていったい何?」
「普通のラウンジとは違うの…?」
今回は、上記のような疑問を持っている女性のために記事を書きました。
結論から言うと、会員制ラウンジと一般的なナイトワークのラウンジは別物。
一番の大きな違いを簡単にまとめると、下記になります。
- 一般的なラウンジ=女性はキャスト
- 会員制ラウンジ=女性は会員
本文では、現在東京都心を中心に流行している会員制ラウンジを、従来の一般的なラウンジと比較しつつ解説していきます。
会員制ラウンジの仕事やお給料、採用基準について知りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください!
会員制ラウンジの仕事内容と働き方
まずは、会員制ラウンジの仕事内容と働き方について詳しく見ていきましょう。
会員制ラウンジの女性は接客しない!?
驚く方も多いと思いますが、実は会員制ラウンジの女性は接客しません。
というのも、会員制ラウンジの女性というのはキャスト扱いではないからです。
そもそもキャストというのは、お店に籍を置いて従業員として男性客を接客する存在を指す言葉。
しかし会員制ラウンジの女性は従業員ではなく「女性会員」の扱いです。
- お酒を作る
- タバコに火をつける
- グラスについた水を拭く
- 灰皿を替える
会員制ラウンジで働く女性は、上記のようなキャバ嬢的仕事をこなさなければならないと思っている方は多いでしょう。
ところが実はどれも、一切やる必要がないのです。
お酒作りや灰皿交換は男性従業員の仕事。
タバコに火をつけたりグラスについた水を拭いたりは、基本お客さん自身がやることなのです。
じゃあ女性会員はいったい何をするのかというと…。
基本的には、お客さんのとなりに座って一緒にお酒を飲みながら楽しく会話をするだけです!
一般的なラウンジはしっかりと接客を行いますから、基本の部分が大きく異なることがわかります。
会員制ラウンジのシフト事情
続いては、会員制ラウンジで働く女性のシフト事情について触れていきます。
会員制ラウンジは、基本的に自己申告制の自由シフト。
週1からの出勤でOKとしているお店が多いため、かなりシフトの融通は利きます。
ただし注意点として、会員制ラウンジには出勤調整というものが存在します。
出勤調整とは
その日出勤する女性が多すぎる際、特定の女性に出勤しないよう要請すること
会員制ラウンジは曜日ごとに何人の女性に出勤してもらうか、あらかじめお店が決めています。
なので、それを上回る人数から出勤希望があった際には出勤調整がされるという仕組みなのです。
普段から全然出勤しない女性や男性からの評判が低い女性から順に、出勤調整されていく傾向にあります。
会員制ラウンジで働く際の服装や髪型は?
会員制ラウンジで働く際の服装や髪型ですが、基本的にはお店のコンセプトに合うものが求められます。
会員制ラウンジは店舗ごとに特色があるため、コンセプトに沿わない服装や髪型はNGなのです。
- 清楚系の女性をコンセプトにしているお店
→ギャル系や派手な女性は× - ギャル系の女性をコンセプトにしているお店
→清楚系の女性は×
というわけで、会員制ラウンジで働く際の服装と髪型は、お店のコンセプトに沿いつつ男性ウケの良いものということになります。
例えば、清楚系の会員制ラウンジではこちらのような服装・髪型が良しとされています。
どんなコンセプトのお店でも、キャバクラのようなきらびやかなドレスや盛り髪ではなく、あくまで素人の女性の雰囲気が好まれます。
ただしラウンジは店内が少々暗いので、メイクに関しては若干濃いめが〇。
素人感を出そうとしてナチュラルメイクにしてしまうと、地味に見えてしまいます。
油断しがちですが、足元のチェックも意外と厳しいです。
会員制ラウンジで働く場合、女性らしいヒールを何足か持っておくと良いでしょう。
会員制ラウンジのお給料
会員制ラウンジの仕事は、男性の隣に座って会話しながらお酒を飲む…という非常にシンプルなもの。
そこで気になるのは、上記の仕事内容でいったいお給料がいくらもらえるのか、という点ではないでしょうか。
というわけでここからは、会員制ラウンジのお給料事情について詳しく見ていきましょう。
会員制ラウンジはいくら稼げる?
会員制ラウンジのお給料は基本的に時給制で、平均時給は4,000~5,000円くらい。
一般的なラウンジでは平均時給2,000円~のお店が多いため、比較してみてもかなり高時給ですね。
しかも会員制ラウンジは、女性によって時給に差があり、見た目や内面を総合してレベルの高い女性と判断されれば、なんと時給1万円を超えることも珍しくありません。
会員制ラウンジの営業時間は20時~1時くらいなので、1日5時間、週2出勤で働いたとして月に稼げる金額を見てみましょう。
- 時給5,000円の場合
→5,000円×5時間×8日=200,000円 - 時給10,000円の場合
→10,000円×5時間×8日=400,000円
いかがでしょうか。
週に2回出勤するだけで、平均的な時給の女性でも一般のOLさんの月収くらいは簡単に稼げてしまうのです。
また、本指名数が多ければすぐに昇給する「ポイントスライド制」を採用しているお店もあるため、時給アップも狙えます。
さらに会員制ラウンジにはバックがあるため、時給以上に稼げることの方が多いです。
バックについては、次の項目で解説していきます!
会員制ラウンジのバックとは
会員制ラウンジは時給以外にプラスαでバックがつくため、働く女性の多くは時給以上に稼いでいます。
バックとは、指名や同伴など売り上げにつながる動きに対してつくもの。
お客さんが支払う金額から決められたパーセンテージのお金が女の子にバックされます。
▼会員制ラウンジのバックの種類▼
- リクエスト(本指名)バック…1,000〜3,000円/1時間ごと
- ステイ(場内指名)バック…500〜円/1時間ごと
- アテンド(同伴)バック…2,000〜10,000円/1組
- 小計バック…お客さんの会計から上記のバック金額を除いた15~50%
時給以外に上記のバックをすべて含めた金額が、女の子のお給料になるわけですね。
時給だけでも週2出勤で20万円は稼げるので、バックまで配慮するとかなりの高収入バイトだと言えるでしょう。
お店によってはドリンクバックなどさらに細かいバックを設定していることもあります。
会員制ラウンジのノルマ・ペナルティはある?
会員制ラウンジの場合は基本的にノルマやペナルティがありません。
キャバクラやクラブには売上や指名本数のノルマがあることを考えると、会員制ラウンジは気楽ですよね。
高時給にバックまでつくのに仕事内容はお客さんとお酒を飲んで話すだけ、しかもノルマ・ペナルティ無し…。
いいことしかない最強バイト!と感じる方もいると思いますが、会員制ラウンジで働く場合はそれなりに大変なところもあります。
会員制ラウンジは完全実力主義で、お客さんが呼べない場合は出勤調整の対象になります。
出勤調整されるということは、そもそも出勤ができないためその日の稼ぎは0円です。
稼げる女性はしっかり稼げますが、そうでない女性は全く稼げないというのが、会員制ラウンジのシビアなところなのです。
会員制ラウンジで働く女性と客層について
続いては、会員制ラウンジで働く女性と客層について詳しく見ていきましょう。
会員制ラウンジの採用基準
会員制ラウンジで働くには、当然お店の採用基準を満たしていなければなりません。
また、高時給な上に豊富なバックがあり、さらにはノルマも罰金もないという会員制ラウンジの好待遇から予測できるとは思いますが、採用基準はかなり高いです…。
▼会員制ラウンジの採用基準:容姿編▼
- 顔面レベルが高い(特にキレイ系が〇)
- スレンダー体形で高身長
- 服装のセンスが良い
- お店の雰囲気・コンセプトを崩さない
▼会員制ラウンジの採用基準:内面・スキル編▼
- コミュニケーション能力が高い
- 明るい
- お酒が飲める
- カラオケが得意
※採用条件となる年齢は20代前半~30代前半くらいのことが多いですが、お店によって異なります。
多くの会員制ラウンジでは、ざっくりと容姿60点+内面・スキル40点の計100点満点で面接時に採点が行われます。
100点満点中70点以上になると、無事採用が決まるパターンが多いです。
容姿の配点が高いことからわかるように、見た目はかなり重要です。
ただし、容姿レベルがお店の基準に若干満たなかったとしても、よほどお客さんウケする内面だと判断されれば採用されることはあります。
逆に一般的に見ればかなりキレイな女性でも、すでにそのお店に同レベルのキャストがたくさんいる場合はさらに上の容姿の女性でなければ採用されないこともあります。
会員制ラウンジの客層
会員制ラウンジの客層は、基本的にある程度お金に余裕のある男性です。
会員制ラウンジの利用料金は安いものではないため、お金のかかる遊びを楽しめるくらいに経済的余裕がある男性がメイン客層ということになります。
- 経営者
- 芸能関係者
- 有名企業
- 医師や弁護士
職業で言うと、上記に当てはまる方が多くなっています。
年齢層は30代~40代が中心で、銀座のクラブなどとは違い年配のお客さんはそう多くありません。
シャンパンやテキーラをワイワイ飲むようなお店からしっとりとお酒をたしなむお店まで、会員制ラウンジの雰囲気によっても客層は違ってきます。
会員制とは言っても、最近ではキャッチを通して入店できるようなライトな会員制ラウンジも増えてきました。
完全会員制なのかそうでないのかも、客層を分ける基準になるでしょう。
会員制ラウンジは都内の限られたエリアにしか存在しない
「会員制ラウンジで働いてみたい!」
ここまで記事を読んで、そう感じた方もいるのではないでしょうか。
しかし実は、会員制ラウンジは都内の限られたエリアに集中しているため、地方在住の方などは勤務が難しいのが実情です。
最後に、会員制ラウンジの分布と具体的なお店紹介をしていきたいと思います。
西麻布
西麻布は会員制ラウンジ発祥のエリアだと言われており、老舗のお店がたくさんあります。
会員制ラウンジの店舗数は都内でもダントツです。
西麻布の会員制ラウンジ一覧は下記のとおりです。(2022年8月調べ)
- 麻布レジテッド(AZABU RESITED)
- 24 Lounge(ニイヨンラウンジ)
- Ⅷ(西麻布エイト)
- SENSOR(西麻布センサー)
- INC.(西麻布インク)
- AJITO(西麻布アジト)
- ZERO(西麻布ゼロ)
- L(西麻布エル)
- RETTALF(西麻布レトルフ)
- VOX(西麻布ボックス)
- BEKKAN(西麻布ベッカン)
- LOGIC(西麻布ロジック)
六本木
六本木は会員制ラウンジの新店舗が続々とオープンしているエリア。
キャバクラ寄りのラウンジやコンセプトラウンジなど、一般的な会員制ラウンジと異なるお店も混在しています。
六本木の会員制ラウンジ一覧は下記のとおりです。(2022年8月調べ)
- FUSION Lounge(フュージョンラウンジ)
- 六本木タイガ
- セゾンラウンジ(SAISON LOUNGE)
- CHICK(六本木チック)
- 一期一会(六本木いちごいちえ)
- 六本木ファーストラウンジ(First Lounge)
恵比寿
恵比寿も西麻布同様、歴史のある会員制ラウンジの多いエリア。
西麻布に系列店を持つお店が多く営業しています。
恵比寿の会員制ラウンジ一覧は下記のとおりです。(2022年8月調べ)
- TICKETS(恵比寿チケッツ)
- 38℃(恵比寿サンパチ)
- Varela(恵比寿ヴァレラ)
- GASTONG(恵比寿ガストン)
- intitle(恵比寿インタイトル)
銀座
銀座は高級クラブがひしめくエリアのため、テーブルマナーなどのクラブ要素を備えた会員制ラウンジもあるのが特徴です。
銀座の会員制ラウンジ一覧は下記のとおりです。(2022年8月調べ)
- ROSSE (銀座ロッセ)
- GRIT(銀座グリット)
- LILYTH(銀座リリス)
- LUCE(銀座ルーチェ)
- フジコ
- CASTELO (銀座カステロ)
- JAZZ LOUNGE en COUNTER(銀座エンカウンター)
その他エリア
そのほか、都内の下記のエリアに会員制ラウンジが点在しています。
- 青山
- 赤坂
- 麻布十番
- 上野
- 錦糸町
- 渋谷
- 新宿 etc.
会員制ラウンジの人気は右肩上がりなので、今後もその他のエリアに店舗ができてくる可能性は十分にあります!
まとめ
今回は、新しい形のナイトワークである会員制ラウンジについて詳しく紹介しました。
会員制ラウンジは、一般的なラウンジとはべつもの。
キャストではなく女性会員として、高時給・ノルマなし・ペナルティなしの好待遇で稼ぐことが可能です。
ただし採用基準が高く、指名がとれないと出勤調整をかけられるなどほかのナイトワークよりもシビアな一面があります。
お仕事に興味があるという方は、この点も頭に入れて検討してみてくださいね。