【ビンダ】っていったい何?意味とメリット・注意すべきポイントを解説
「ビンダって何?どんな意味?」
「ビンダをするメリットってなんだろう、注意点はある?」
今回は、上記の疑問にお答えする記事内容となっています。
ビンダは一部のキャバクラやホストクラブで行われる一種のパフォーマンスですが、別の言い方をすれば「シャンパンの一気飲み」のため非常にリスキーな行為です。
本文では、ビンダの意味や豆知識、メリットや注意点など知っておくべきポイントを詳しく紹介していきます。
キャバクラ・ホストクラブ専門用語【ビンダ】とは?
キャバクラやホストクラブに関連する専門用語の中に、「ビンダ」という言葉があります。
ビンダとは、簡単に言えばシャンパンの一気飲みを指す言葉。
一気飲みは一般的に危険な行為とされてはいるものの、キャバクラやホストクラブなどのナイトワークにおいては、場を盛り上げるために行われることがいまだに珍しくありません。
キャバ嬢やホストなどキャスト側が行う場合が多いですが、場合によってはお客さんが行うこともあります。
ビンダの言葉の由来
なぜシャンパン一気をビンダというのかというと、由来としては2つの説があります。
- リンダリンダ説
- 略語説
①は、飲み屋さんでシャンパンを一気する際に周囲がTHE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」をもじって「ビンダビンダ」とコールするところが由来になったというもの。
②は、一気飲みを「瓶からダイレクト」と表し、その言葉が略されたのが由来になったというものです。
どちらの説だったとしても納得ですね!
ビンダの豆知識!炭酸抜きやタオルを使う裏側
シャンパンを一気飲みするなんて、普通は想像しただけでそこそこつらいですよね…。
ボトル1本という量はもちろんのこと、シャンパンの場合は炭酸が強いため一気飲みなんかしたら溺れたり、思わずリバースしてしまいそうになるのはイメージが付くと思います。
ここで豆知識を一つお伝えしますね。
中には本当にビンダできる方もいますが、キャストの体のことを考え、実はビンダを少しでも楽にする裏ワザが使われることもあります。
主に使われる裏ワザは以下の2つ。
- 炭酸抜き
- タオル
炭酸抜きとは、ビンダをする前、シャンパンを開けた直後にボトルの中に割り箸などを入れてかき混ぜ、炭酸を抜いて少しでもビンダが楽になるようにすること。
タオルは、ビンダの際にお酒がこぼれるのを防ぐため、という名目で口のふちに当てたおしぼりに大々的にシャンパンをこぼして吸い取らせるという技です(笑)
余談ですが、元キャバ嬢のエンリケさんはビンダで有名です。
炭酸抜きなども一切せずきれいにビンダする様子は一種感動を覚えるほど…!
興味のある方は是非以下の動画を一度ご覧ください。
キャバ嬢・ホストがビンダをするメリット
基本的に、ビンダは体へのダメージが大きいためあまりおすすめできるものではありません。
しかし今でもあちこちの夜のお店でビンダが行われるのには、それ相応のメリットがあるからです。
ここでは、ビンダのメリットについて確認していきましょう。
場が盛り上がる
キャバクラやホストクラブといった飲み屋さんのお仕事は、場の盛り上がりが非常に重要です。
ビンダは一種のパフォーマンスですから、やることによって場が盛り上がるのは確実。
特にみんなお酒が入っているテンションだと、ビンダによって盛り上がりが最高潮になることも!
中には、なかなか盛り上がらない空気感を変えるために自らビンダを買って出るキャストもいるくらいです。
お客さんが喜ぶ
実はビンダはお客さんから希望されてキャストが行うことがほとんどです。
キャバクラよりも、ホストクラブでお客さんがホストに飲ませるために要求する場合が多いですね。
この場合、なんといってもビンダの要求にこたえればお客さんが喜ぶというのが大きなメリット。
キャストはお客さんを喜ばせるために必死に頑張るのです。
売り上げにつながる
単純に、ビンダは売り上げにつながるという点でもキャスト側にメリットがあります。
ビンダとはいってもシャンパンを入れてもらわなければできないわけですから、ビンダをお願いされた時点でシャンパン1本分の売上は確定です。
また、ビンダに成功するとご褒美として他に好きなお酒をオーダーさせてもらえるパターンも少なくありません。
さらには先ほどご紹介したエンリケさんの動画でご本人が語っているエピソードのように、ビンダがその後の指名やお客さんとの関係を築くこともゼロではないのです。
体への負担は大きいけれど、ビンダが大きな意味を持つこともあるんですね。
実は危険!ビンダに伴うリスクについて詳しく紹介
最後になりますが、今まで何度かお話ししている通りビンダにはリスクが伴います。
売上や場の盛り上がり、はたまた指名のためにビンダをする夜職のキャストさんは少なくありませんが、これから解説するリスクについては必ず知っておきましょう。
- 悪酔いする
- 二日酔いになる
- 急性アルコール中毒のリスクも
悪酔いする
ビンダは非常に悪酔いしやすい飲み方であるということは必ず知っておきましょう。
普通の飲み方をしていればそうそう具合が悪くなることはない、という方もシャンパンを一気飲みすれば悪酔いしても何らおかしいことはありません。
シャンパンのアルコール度数は11~12.5%が一般的であり、この度数のお酒を750 ml一気飲みするわけですからね…。
750 mlのボトルは通常通りグラスで飲む場合約6杯分に相当します。
これを息継ぎ無しで飲み切るなんて、普通に考えて悪酔いして当たり前です(笑)
二日酔いになる
悪酔いというのはお酒を飲んだ直後から具合が悪くなることを指しますが、ビンダをすると翌日にもお酒が残る二日酔いになる可能性も高くなります。
二日酔いはお酒の飲み過ぎが原因で起こるもの。
キャバクラやホストクラブに出勤すれば、ビンダ以外でも普通にお酒を摂取することになります。
ビンダの直前まではマイペースに焼酎の水割りを飲んでいたとしても、ビンダでシャンパン1本分のアルコールが体内に入り、その後も接客は続くためさらに別のお酒を飲まなければなりません。
急性アルコール中毒のリスクも
ビンダで最も恐ろしいリスクと言えるのが、急性アルコール中毒を起こす可能性があるということ。
アルコールの過剰摂取によって一過性の意識障害になること。
意識レベルが低下し、嘔吐、呼吸状態が悪化するなど危険な状態に陥り、最悪の場合死に至る場合もある。
アルコールの強さは個人差があります。
ビンダをしてもなんとか問題なくいられる人もいれば、ビンダの途中だとしても急性アルコール中毒になってしまうような人もいます。
また、その日の体調次第では普段大丈夫な人が急アルになる可能性もゼロではありません。
ビンダ=一気飲みというのはそれほど危険な行為であり、いくらお客さんや売り上げのためとはいってもおすすめできるものではないということは忘れないようにしてくださいね。
〇年前にすすきのの某パブの体入でビンダしてアル中になったわたしが通ります三┏( ^o^)┛イェイ
— まりん@元プラム営業部 (@plum_marin) November 15, 2017
まとめ
キャバクラやホストクラブなどの夜のお店で使われる専門用語、ビンダ。
シャンパンを一気飲みするというパフォーマンスを指す言葉であり、水商売のお店、特にホストクラブをメインに実際に行われることも珍しくありません。
お客さんを喜ばせたり売上を上げたりといったメリットがある一方、ビンダには急性アルコール中毒のリスクも潜んでいるため非常に危険です。
キャストとしてどうしても避けられない場面やプライドがあったとしても、自分の体を大切に考えることは忘れないようにしましょう。