スナックの時給が安いのはなぜ?気になる理由と稼ぐための3つのコツ
「水商売の中でもスナックの時給が安いのはなぜ?」
「時給が安いスナックでもしっかり稼ぐ方法はある?」
女性が高収入を得られる仕事、水商売。
しかし中でもスナックの時給は他の業種よりも安い傾向があります。
今回は、なぜスナックの時給が他の水商売よりも安く設定されているのか、その理由をわかりやすく解説します!
スナックでできるだけしっかりと稼ぐためのコツも併せて紹介するので、スナックのお仕事を検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。
スナックと他の水商売の時給はどれくらい違うのか
スナックのバイト、時給1500からって安いですよね。
引用:Yahoo!知恵袋
スナックの時給で1300円は安いですか?
引用:Yahoo!知恵袋
やめた方が良いのか悩んでいます。
質問系サイトでスナックに関する内容をチェックしてみると、時給に関する質問が多く見受けられます。
特に、スナックの時給の安さに関する質問はダントツで多いです。
スナックの時給は水商売の中でも本当に安いのか、いったいどれくらい安いのか、まずはわかりやすく比較したものを見てみましょう。
業種 | 時給相場 |
スナック | 1,500円~ |
ガールズバー | 1,800円~ |
キャバクラ | 3,000円~ |
クラブ | 5,000円~ |
会員制ラウンジ | 6,000円~ |
地域によって時給相場に多少の差はありますが、スナックの時給が水商売の中でも特に安いのは全国共通です。
水商売の仕事内容は主に男性客を相手にお酒を提供する、一緒に飲む、会話で場を盛り上げる…といったもの。
そこに大きな違いはないのに、なぜスナックの時給だけ安いのか腑に落ちないという女性は少なくありません。
スナックの時給はなぜ安い?4つの理由
先ほど紹介した通り、スナックの時給は他の水商売と比べても安く設定されていることは紛れもない事実。
ここでは、なぜスナックの時給が安いのか気になる理由を紹介していきます。
- 客単価が安いから
- 回転率が低いから
- バック制度がほとんどないから
- ママの考え1つで時給が決まるから
客単価が安いから
スナックの時給が安く設定されている理由として最も大きいのが、客単価の安さにあります。
他の業種の客単価との比較表を見てみましょう。
業種 | 客単価相場 |
スナック | 3,000円~ |
ガールズバー | 5,000円~ |
キャバクラ | 8,000円~ |
クラブ | 40,000円~ |
会員制ラウンジ | 30,000円~ |
スナックはセット料金を3,000円程度の安い設定にしているお店が非常に多いため、客単価も安くなります。
客単価=お店の売上であり、女の子のお給料はそこから支払われるため、スナックで働く女性の時給も必然的に安くなるというわけです。
回転率が低いから
客単価が低くても、たくさんお客さんを呼んで回転率を上げれば、その分売上が上がって女の子の時給も高くなるのでは?と思いますよね。
しかしスナックは地域密着型のお店がほとんどで、来店するお客さんも常連さんが非常に多いです。
結果、店内ではまったりのんびり過ごすお客さんが多くなり、回転率は上がりにくいのが実情です。
バック制度がほとんどないから
スナックの時給が安い理由の一つに、バック制度を設定しているお店がほとんどないということも挙げられます。
バック制度とは、お店が設定した条件を満たすことで時給にプラスαでもらえるお金のこと。
例えばキャバクラの場合、以下のようなバック制度が設けられています。
- 同伴バック
- ボトルバック
- ドリンクバック
- 指名バック etc.
スナックの場合、このようなバック制度は基本的にありません。
時給を底上げしてくれるバック制度がないことで、スナックで稼げるお給料は他の水商売と比較しても安くなっています。
ママの考え1つで時給が決まるから
スナックには必ず「ママ」と呼ばれる女性が常駐しています。
地方などで営業する本当に小規模なスナックの場合、ママがオーナーであり店長というパターンのお店が大半を占めます。
少し規模が大きく店長がいるお店の場合でも、ママは必ず存在し、店長よりも実権を握っていることは珍しくありません。
スナックはママが管理しているといっても過言ではなく、時給もママに決定権があることがほとんど。
容姿や実力を総合的に見て時給を決定する他の業種とは違い、ママの考え1つで時給が決定することが多いというのも、スナックの時給が安い理由なのです。
時給が安くてもスナックで働くメリットとは?
時給が安いのにわざわざ水商売の中でスナックを選ぶことに疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
そこでここからは、時給が低くてもあえてスナックで働くメリットついて紹介していきます。
- 雰囲気や人間関係がアットホーム
- 指名やノルマがない
- 採用のハードルが低い
- 年齢を重ねても働きやすい
雰囲気がアットホーム
時給が安いにもかかわらずスナックのバイトに一定の人気がある理由として大きいのが、雰囲気がアットホームであるということ。
- 地域密着型
- 小規模なお店
- お客さんはほぼ常連かママの知り合い
スナックという業態は上記の条件を満たしており、お店全体の雰囲気はかなりアットホームです。
指名やノルマがない
スナックには指名制度がなく、同時に達成しなければならないノルマも存在しません。
キャバクラやクラブには様々なノルマがあることが多く、達成できなければ罰金などのペナルティが科されることもあります。
月の同伴ノルマに満たなかった回数分×5,000円の罰金 など
採用のハードルが低い
スナックは他の水商売の業種と比べ、採用のハードルは低めです。
容姿がそこまで端麗でなくても、多少ぽっちゃり体型でも、接客に問題がなければ採用してもらえることは珍しくありません。
年齢を重ねても働きやすい
ガールズバーは20代、キャバクラは30代前半くらいまでが働く女性の限界と言われています。
この年齢を超えても働いている女性はいるにはいますが、かなりレアです。
となると、30代後半やそれ以上の年齢の女性が水商売で働きたいならどうするのか?
ここで強い味方になってくれるのがスナックです。
スナックは30代の女性でもまだキャストとしては若い方で、上は50代~60代の女性が働いていることも珍しくありません。
時給の安いスナックでできるだけ稼ぐためのコツ3選
時給が安いスナックですが、どうせ働くならできるだけ稼ぎたいと思いませんか?
そこで最後に、スナックでできるだけ稼ぐためのコツを紹介していきます。
- とにかくママに気に入られよう
- 自分目当てで来店するお客さんを増やそう
- バック制度のあるスナックを選ぼう
とにかくママに気に入られよう
スナックのママの影響力はかなり大きいもの。
だからこそ、ママに気に入られれば時給を上げてもらえる可能性が出てきます。
時給を上げてもらいたいからと媚びを売ると簡単に見抜かれてしまうことがあるので、できるだけ別の方法でアプローチし、その後時給交渉に進む流れがおすすめです。
- 洗い物などの雑用も進んで行う
- ママが目指すお店の雰囲気に合わせた働き方をする
- 遅刻や欠勤はしない
- 手を抜かず真面目に働く
上記の行動を日ごろから見せていれば、ママもしっかりとその様子を見て評価してくれます。
頃合いを見て、相談という形で時給アップの交渉をしてみましょう。
自分目当てで来店するお客さんを増やそう
スナックのお客さんは基本的にママ関連の人がほとんどです。
ただ、全員がママだけを目的に来店するわけではありません。
指名制度はないものの、気に入った女の子ができたお客さんがお店に通う頻度は高くなりますし、気に入った女の子が好きなお酒のボトルを入れるなど売上アップにもつながります。
このように自分に会うために来店してくれるお客さんを増やすことができれば、お店の経営にも貢献できることになり、ママからも一目置かれる存在に!
お酒が飲める、カラオケが歌える、トークが面白いなどはお客さんから気に入られるための重要な要素なので、ぜひ接客の際に心がけてみてください。
「辞めてほしくない」「辞められては困る」といったポジションを手に入れることで、ママの方から時給アップの話が出る可能性が高くなりますよ。
バック制度のあるスナックを選ぼう
数は少ないながら、一部バック制度を設けているスナックも存在します。
働くお店を選ぶ際、バック制度の有無を見て面接を受けるというのもスナックでしっかりと稼ぐための近道です。
スナックのバック制度はドリンクバックがほとんどで、お客さんから1杯飲ませてもらうたびに100~200円のバックが女性に入ります。
金額だけ見るとそこまで大きくはありませんが、チリツモという形で最終的なお給料には大きなプラスになりますよ。
お酒が飲める女性はドリンクバックももらいやすいので、バック制度で給料の底上げを狙ってみると良いでしょう。
まとめ
今回は、水商売の中でもなぜスナックの時給は安く設定されているのかという部分に焦点を当て、詳しく解説しました。
スナックの時給は安いですが、その分他の業種にはない働くメリットが複数あります。
時給がどんなに高くても、自分の肌に合わない業種・お店で長く働くことはできませんよね。
水商売で働くなら時給だけを重視するのではなく、自分に合うかどうかも併せて検討することが大切です。
また、スナックで時給を上げる方法もゼロではないので、あきらめずに頑張ってみてくださいね。