水商売における会話のタブー3選!トークの基本マナーと暗黙のルールも紹介
水商売といえばお客さんの接待がメインの仕事。
接待で1番必要なのは会話術ですが、昼間のテンションでお話をしていては、タブーに触れてしまうこともあります。
今回は水商売で働くときの会話のタブーをご紹介します。
暗黙のルール、タブーの話はもちろん、会話をシラけさせない方法まですべてご紹介!
簡単な基本マナーを覚えるだけで、タブーの話題を間違えて出すこともありません。
水商売でタブーとされている話題
最初は水商売でタブーの話題についてご紹介します。水商売でタブーとされているのは、主に以下の3つです。
- 政治の話
- 宗教の話
- 派閥の話
それぞれ詳しく見ていきましょう。
政治の話
政治の話は非常にデリケートな話題ですね。お客さんも国民なので、日本の経済状況や政治の話には敏感です。
しかも長く生きていればいるほど、過去の政治の状況も知っています。政治に対して様々な意見を持っているのです。
政治の話題は喧嘩の発端となってしまう可能性があるので、極力避けましょう。
SNSなどでも政治界隈は攻撃的な投稿が多いです。どの発言がお客さんの逆鱗に触れてしまうかわかりません。
お客さんに政治の話題を振るのはやめましょう。
宗教の話
宗教の話題もタブーです。宗教もデリケートな話題で、迂闊な一言でお客さんを傷つけてしまう可能性があります。
日本は仏教が主流ではありますが、諸外国に比べると宗教の色が薄いです。
幼いころからあまり触れない話題で、「宗教の話は不謹慎である」と感じている人も。
また様々な宗教の人がいます。宗教を馬鹿にするような発言をしてしまえば喧嘩だけではすみません。
お客さんと喧嘩をしないためにも、宗教の話題は避けましょう。
派閥の話
派閥の話もタブーです。例えば、スポーツの話などになります。
野球などは熱狂的なファンが多くいます。あなたの好きなチームがお客さんの好きなチームのライバルであれば、喧嘩が起きてしまうことも。
「またまた。そんなこと稀でしょう。」と感じる人もいるかも知れません。しかし意外とこの喧嘩は勃発してしまうもの。
あなたからは野球の話などは触れないようにしましょう。言い争いになってはいけません。
自分の評判にかかわるタブーの話題
次は自分の評判に大きくかかわってしまうタブーの話題をご紹介します。これらのことをしてしまえば、最悪お店から嫌われてしまうことも。
以下のことに気を付けましょう。
- キャストやママの悪口
- 自分・キャストのプライベート
- 自分・キャストの家の場所
- お客さんのプライベート・仕事の話
ひとつひとつ見ていきましょう。
キャストやママの悪口
キャストやママの悪口は絶対にNGです。
お客さんが「あの女の子ってブスだよね」「ママって融通効かないよね」などと言っていても、賛同しないようにしましょう。
「え~!そうなんですか~!」などといって上手にかわしてください。
面倒くさくなって共感を示してしまうと、お店とトラブルになりかねません。
悪口は仲間を得ると、自分の中で正義感に変化してしまいます。お客さんが変な自信を持たないように、あまりその話題は弾ませないようにしてください。
ある程度聞いたら良い感じに話題をそらしましょう。
相手の気分が良くなるように、相手を褒める方向に転換するのがおすすめです。
自分・キャストのプライベート
自分やキャストのプライベートについても触れてはいけません。お客さんから聞かれても適当にはぐらかすようにしましょう。
お客さんは夢を買いに来ているわけですし、わざわざ私生活などに触れる必要はありません。また身バレにつながります。
キャストのプライベートなどをお客さんから聞かれても「あまり親しくないからなぁ」などとごまかしましょう。
ある程度はぐらかすと、お客さんもあきらめてくれます。
お客さんも「あわよくば教えてくれないかな」程度なので、お金をもらっても言ってはいけません。
自分の家・キャストの住所
当たり前ではありますが、自分・キャストの家を教えないようにしましょう。もちろん目印なども教えてはいけません。
「徒歩〇分位のところに牛丼屋さんがあるんだけど」というほんの少しの情報でも、家が特定される可能性があります。
ストーカー被害などの原因となりますので、「これくらい大丈夫だろう」と思わず、100%話さないでください。
お客さんからアフター後に「タクシーで送るよ」といわれても絶対に一緒に乗ってはいけません。
やむを得ない場合は近くで降りず、「駅までで良いよ」と言って1駅違う場所で降車し、そこから自分でタクシーを拾いましょう。
お客さんのプライベート・仕事の話
お客さんのプライベートや仕事の話に触れるのはNGです。
先述しましたが、お客さんはプライベートも仕事も忘れて夢を買いに来ています。
それなのにあなたが仕事の話などを持ち出してしまうのはNG。お客さんの気分をそいでしまいますし、場の雰囲気をシラけさせる原因になります。
夜の街に足を運ぶ男性の中には、日ごろから強いストレスに晒されている人が多いのも事実。
夜の街に繰り出しているときくらいは、リラックスさせてあげましょう。
お客さんにタブーの話題を振られた場合
いくらあなたがタブーの話題を避けたとしても、お客さんから振られる場合も多数あります。
場数を踏んでいるお客さんであればタブーの話題を出すことはありませんが、新規のお客さんから出されることは多いです。
お客さんにタブーを振られた場合の対処法は下記。
- 自分の意見は言わずに聞き流す
- 自分の評判にかかわる場合は軽く受け流す
それぞれ見ていきましょう。
自分の意見は言わずに聞き流す
例えばですが、お客さんが野球の話で盛り上がっている場合は、ただ相槌を打つようにしましょう。
仮に自分の中で推しの野球チームがいたとしても、それをわざわざ口に出す必要はありません。
自分の好きなチームとお客さんが好きなチームが同じである場合に限って、その話題に乗りましょう。
同じチーム内でも、チームの方針などの話になってきたら自分の意見は言わないほうが無難です。
基本的にタブーな話題は、自分と同じ部分だけ共感し、相手と違う部分は聞き流しましょう。
宗教などの話はデリケート。否定的な意見などを大きな声で話し始めたら、さりげなく話題を変えましょう。
自分の評判にかかわる場合は受け流す
キャストやママの悪口・プライベートな話題に関しては、基本的に受け流しましょう。
賛同してはいけませんし、不必要にプライベートを教えてはいけません。
「え~!知らなかった~!そうなんですか~!」などと聞き流してさりげなく話題を転換しましょう。
「〇〇ちゃんで思い出したんですけど、そういえば××にあるご飯屋さんおいしいらしいですよ」などと言うとスムーズです。
実際に会話がシラけてしまった例
実際に会話がシラけてしまった例を紹介します。
1人のキャバ嬢がいました。そのキャバ嬢は新規メンバーであまり水商売に慣れていません。
ある程度のタブーの話題は聞かされていましたが、酔った勢いでお客さんに話題を振ってしまいます。
「Aちゃんの家って××駅近くらしいですよ!聞いたときめっちゃ遠いってびっくりしちゃって」
この一言が原因で、Aちゃんがストーカー被害にあいました。駅で見張りをして、そのまま後を付けたそうです。
玄関先に謎の差し入れが置いてあったり、手紙が届いたりとAちゃんは恐怖の1カ月を過ごすことになります。
自分はアバウトだと思っていても、実際は致命的なミスになることも。
実際にこういう事件はあり得ますし、似たような事件はたくさんあります。気を付けましょう。
接待をする際の基本マナー
接待をするときの基本マナーは、「お客さんに気持ちよくなってもらうこと」です。
お客さんが気持ちよく話して、気持ちよくその数時間を過ごせればよいのです。
お客さんの推しのチームに対抗する必要はありませんし、お客さんの意見を否定する必要もありません。
また自分が気持ちよく働けるようにするためだと考えれば、ほかのキャストを貶めるような行為はしないでしょう。
自分もお客さんも楽しくが鉄則です。お客さん・キャスト・自分が気持ちよく話せる環境を作ることを考えれば、タブーな会話はでません。
暗黙のルール・タブーに気を付けよう!
水商売のタブーをご紹介してきました。基本的にはお客さん・キャスト・自分が楽しく話せる環境を作るのが大事です。
これらを考えるだけで、酔っていてもタブーの会話が出ることはありません。
タブーの会話は以下。
- 宗教・政治・派閥の話
- キャストやママの悪口・プライベート
- お客さんのプライベート
これらに気を付けて、水商売を頑張りましょう。