ホストクラブで色恋営業が禁止に!いつから?この先どうなるか予測してみた

これまで当たり前とされてきたホストクラブの色恋営業に、ついに行政がメスを入れ始めました。
これまでホストクラブで鉄板だった色恋、承知の上でお店に通っていた方も多いことでしょう。
しかし、それが高額な売掛トラブルや、場合によっては命に関わるような事件まで引き起こしてきたことも事実です。

この動きによって、今後のホストクラブ業界はどう変わっていくのでしょうか?
この記事では、今話題の“色恋禁止”の内容や背景をわかりやすくまとめつつ、ホスト業界の今後をリアルに予測していきます。
ホストの色恋営業が禁止に?背景とニュースの概要


ホストといえば、恋を匂わせてなんぼ。
そう思っている人も多い中で、色恋営業そのものに規制が入る可能性が出てきました。



というよりもほぼ確定ですね…。
2025年3月、東京都がホストクラブの営業方法に関する新たなガイドラインを作成する方針を発表。
色恋を利用した過剰な営業に対して、行政指導を行う可能性があると報道されました。
ホストの色恋営業、なぜ問題視されたのか
色恋営業とは、皆さんご存じの通り、お客さんに恋愛感情を抱かせるような接客スタイルのこと。
はっきりと「付き合ってるよ」とは言わなくても、「好きだよ」「特別だよ」といった言葉や態度で、恋愛的な距離感を演出するやり方です。
これまでホスト業界では、色恋営業はごく一般的な営業方法であり、むしろこれを楽しむためにホストクラブに通う女性が多かったはずです。
ただ、ここ数年で問題視されるようになったのが、その営業の先にあるトラブル。
SNSやメディアで取り上げられる機会も増えたことで、東京都としても見過ごせなくなった、というのが今回の背景です。
今回の色恋営業禁止の動きはいつから?どんな内容?
現時点では、色恋営業そのものを明確に禁止する法律があるわけではありません。
ただ、東京都は2025年夏以降、ホストクラブを含む接客業に向けて、新しいガイドラインを作成する予定です。
この中には、「恋愛感情を利用して金銭を要求するような営業スタイルは不適切」といった内容が盛り込まれる可能性があります。
ガイドラインに違反した場合、行政からの指導や、場合によっては営業停止の措置も検討される見通しです。
まだ段階としては「ルールを明確にしていく」準備段階ではありますが…これまでのように、お客さんをその気にさせて引っ張る営業は、今後リスクが伴うスタイルになっていくかもしれません。
ホスト業界にとって色恋営業は主流だった!


ホストクラブといえば、やっぱり色恋営業。
お客さんに好きになってもらって、お金を使ってもらうというのは、ずっと主流のやり方でした。
ホストの営業スタイルはいくつかありますが、その中でも色恋は指名を取る、売上を伸ばす、太客を育てるという流れに直結する大事な手法だったのです。
色恋営業=売上の要
ホストクラブではお客さんが1回お店に来て終わり、ではなく、継続して通ってもらうことが大事。
そのために、色恋営業はお客さんを繋ぎ止める武器として、多くのホストに使われてきました。
- 初回でトークを盛り上げて「このホストいいかも」と思わせる
- 「また会いたい」と思わせるようにLINEやSNSで距離を縮める
- 「〇〇ちゃんだけ特別」な雰囲気を作る
- 気持ちが入り始めたら、「もっと応援してあげたい」とお客さんが思うようになる
- 売上に繋がる(シャンパン・高額ボトル・セット回数の増加)
恋愛感情と応援したい気持ちが混ざった状態になると、お客さんは自然ともっと支えてあげたいと思うようになり、高額な売上に繋がることが多いんですよね。
ただ、この方法が広まったことで
「ホストに貢ぐ=愛」
「好きだから借金してでも応援する」
といった風潮が生まれ、一部では過度な依存トラブルや風俗、個人売春に手を出す女性が続出。
これが、今回の色恋営業規制のきっかけになったと言えます。
店舗側が色恋を許容していた理由
実際、ホスト業界では色恋営業が当たり前すぎて、店舗側も問題視するようなことはこれまでありませんでした。
というよりも、色恋営業なしでは売り上げを作れないホストが多いのが現実。
特に、新人ホストにとっては色恋で売るしかない時期があるんですよね。
経験が浅いホストはトーク力やエンタメ性で売れるわけではないため、とにかくお客さんに好きになってもらうことが、売上を作るための最短ルート。



店舗としても、「売上が上がるならOK」というケースがほとんどだったため、今回の規制は業界全体として大きな変化を求められるタイミングと言えます。
色恋営業規制の本当の狙いとは?


「ホストの営業スタイルにまで規制が入るなんて…」と驚いた方も多いと思いますが、今回の色恋営業禁止の動きの背景には深刻な問題があります。
海外で売春する女性まで…
注目されたのは、マッチングアプリなどを通じてホストと出会い、「恋人のような関係になった」と思っているうちに、お店に連れて行かれ、気づけば売掛を背負っていた…という流れが増えていること。
ホストに使うお金を用意するために風俗で働く女性がいるのは今に始まった話ではありませんが、中には海外に渡り、立ちんぼや売春で資金を作っている女性もいるという事実に、警察庁も本格的な対策を検討せざるを得なくなったという経緯があります。
これまでに売掛規制なども実施されてきましたが、それだけでは不十分。
「恋愛感情を利用して過剰に通わせる仕組みそのものを何とかしないといけない」
そう判断された結果が、今回の色恋営業規制につながっています。
ホス狂の価値観は変わらない説
ただ、現場では「色恋営業が禁止されても通い方は変わらない」という声も根強くあります。
例えば、売掛禁止のあとも、吉原のソープやデリヘルで稼いだお金を前入金という形で担当ホストに渡し続けている女性も存在します。
ある女性は、「100万円のボトルを入れたけど、自分がやりたくてやったこと」と語り、強要された感覚はまったくないと話していました。
また、「これは営業じゃなくて本気」と信じて通っている人も多く、本人にとっては色恋の自覚すらない場合もあるのが、ホス狂という存在の特徴でもあります。
規制が逆効果になる可能性も?
こうした中で、業界関係者の中には「この規制で逆に歌舞伎町の治安が悪化するのでは」と懸念を口にする人もいます。
これまでホスト、スカウト、風俗という“ある程度バランスの取れていた構造”が、今回のような強い規制で崩れてしまえば、個人間での売春斡旋や結婚詐欺、犯罪性の高い動きが増える可能性もあるという指摘です。
「色恋でしか売れないホスト」「風俗で稼いでしか通えないお客さん」は確かに減るかもしれませんが、そういった人たちは場所を変えるだけ。
たとえば、メン地下、ガールズバー、コンカフェなど、違う箱で同じようなことが繰り返される可能性も考えられます。
一見、業界がクリーンになるように見えて、裏ではより危険な方向へ進んでしまう恐れがあるというわけです。
罰金200万円では抑止力にならない
現在の風営法では、ルール違反をしても最大200万円の罰金で済んでしまいます。
けれども、月に数千万円〜億単位で売上を出しているようなホストクラブにとって、200万円は決して大きなダメージとは言えません。
そのため、警察庁は今回の色恋営業規制とあわせて、罰金額を億単位に引き上げる方向でも検討が進んでいると報道されています。



これはつまり、形式だけのガイドラインではなく、しっかりと業界にプレッシャーがかかるような仕組みになっていくということです。
まとめ
ホストクラブの色恋営業に対する規制の動きは、業界にとって大きな転換点と言えます。
一方で、ホストに通う女性の中には「規制されても自分には関係ない」と考えている人も多く、規制によってすぐに現場の空気が変わるわけではなさそうです。
ホスト、スカウト、風俗といった業界の構造自体が崩れたとき、その反動で別のトラブルが起きる可能性も十分に考えられます。
それでも、ホストクラブがこの先も生き残っていくには、色恋だけに頼らない、新しい営業スタイルやお客さんとの関係性を築いていく必要があるのかもしれません。