キャバクラの店年齢について徹底解説！サバ読みは何歳まで？

キャバクラで働くにあたっては、ほぼ必ずお店のHPなどに年齢が表記されます。

しかしこの年齢、実際の年齢が掲載されているわけではありません。

キャバクラには店年齢というものが存在し、実年齢とは別にお店で働くキャストとしての年齢を設定することがあるのです。

店年齢＝キャバクラ業界特有の考え方

では最初に、キャバクラにおける店年齢というものの考え方について知っておきましょう。

まず押さえておきたいのは、店年齢は戸籍上の年齢ではなく、店で働く上の設定の年齢ということ。

実際の年齢が30歳でも、見た目が20代半ばに見えればお店で公表する年齢は25歳前後に設定されたりします。

一般的なキャバクラではどうしても、若い女性にお客さんの人気が集中しやすい傾向にあります。

また、キャバクラで働く女性の年齢は平均すると28歳くらいまでのケースが大半！

30歳の方が30歳とそのまま公表すると、お客さんから「おばさん」と認識されてしまうことも珍しくありません…。

だからこそ、履歴書や面接では本当の年齢を伝えますが、在籍ページに載る年齢はお店と相談して決めるケースが一般的。

店年齢はお客さんに「若くてかわいい子がいる」という印象を持ってもらう狙いがあるため、見た目や雰囲気に合わせて2〜3歳程度若く設定されることは珍しくなく、むしろ業界では当たり前のように行われていることなのです。

実年齢より若く設定されるのが一般的な店年齢ですが、サバ読みはいったいどこまで許されるのか、というのも気になりますよね。

結論を言うと、最終的には店年齢＝見た目年齢なので、実年齢が何歳であろうと店年齢との違和感がなければふつうにサバ読みOKです(笑)

ちなみに当たり前ですが、20歳未満が20歳以上という風に年齢を偽って働くのはNGです！！

キャバクラの店年齢が決まる要素

店年齢は「実際の年齢」で決まるわけではありません。

大きく分けて、見た目・お店のコンセプトを踏まえて決まることが多いです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

見た目の若々しさ

まず大きいのは「見た目の印象」です。

実年齢が30代でも、メイクや服装、髪型の工夫次第で20代に見える人はたくさんいます。

逆に実年齢が若くても生活感や疲れがにじみ出てしまうと、数字以上に大人っぽく見えてしまうことも…。

とくにキャバクラは第一印象が重要になる業界。

ツヤ感のある髪や肌、トレンドを取り入れたメイクは、見た目年齢を大きく下げる効果があります。

ただ、あまりに実年齢とかけ離れた演出をすると違和感が出るので、2〜3歳くらいのサバ読みが現実的な範囲といえるでしょう。

お店のコンセプトや客層

次に影響が大きいのがお店のカラーです。

たとえば若い子がわいわい盛り上げるタイプのキャバクラなら20代前半が中心になりやすい一方で、落ち着いた雰囲気で接待向きのクラブや大人世代をターゲットにしたラウンジでは30代以降の女性が重宝されますよね。

このように、お店としてメインとなるキャストの層に合わせて店年齢が設定されることも珍しくありません。

つまり、同じ年齢でも応募するお店によって店年齢が変わることがあるのです。

キャバクラにおいて店年齢が重要な理由

キャバクラにおける店年齢は意外と重要です。

実際の年齢そのものよりも、お店の雰囲気や自分のプライバシーに合わせた設定をすることで、働きやすさにも直結するからです。

ここではその理由を2つに分けて解説します。

客層やコンセプトに合った年齢の方が働きやすいため

キャバクラはお店ごとにコンセプトや客層が異なり、それに合わせてキャストの年齢層も調整されます。

たとえば、20代前半の若いお客さんが多い店舗では「21歳」といった若めの店年齢を設定すると自然な雰囲気で働けますし、落ち着いた大人のお客さんが中心のお店なら「28歳」など少し上の年齢の方が馴染みやすいのです。

お客さんがお店のコンセプトや雰囲気を見て、このお店はこういう雰囲気だろう…と期待して来店する以上、それに沿った店年齢の方が接客もスムーズに進みます。

つまり、自分が実際に何歳であるかよりも、お店の客層にフィットする店年齢でいることが、働きやすさにも直結しているのです。

実年齢を隠してプライバシーを守るため

キャバクラは接客業でありながら、プライベートな情報を必要以上に明かさないことが大切。

特に実年齢はプライバシーと直結する情報であり、知られたくない場合や本業・家庭に影響を与えたくない場合は店年齢として調整しておくのがもはや常識なのです。

例えば、実際は30歳でも「26歳」として働くことで、プライバシーを守りつつお店の客層にも合わせられるケースは少なくありません。

これは年齢を偽るというよりも、キャバ嬢として実年齢をあえてぼかすことで、自分自身の生活を守りながら安心して仕事に集中するために必要なことというわけです！

このように、店年齢はただ若く見せるための設定ではなく、働きやすさとプライバシーの両面で大きな役割を果たすものなのです。

店年齢に関して注意すべきこと

店年齢はキャバ嬢にとって大切な仕組みですが、設定の仕方や扱い方を誤るとトラブルにつながる可能性もあります

というわけで最後に、特に気を付けたいポイントを紹介します。

実年齢とのギャップが大きすぎないようにする

店年齢は多少のサバ読みが一般的ですが、あまりに実年齢とかけ離れていると会話の中で矛盾が出やすくなります。

例えば「21歳」と設定しているのに、90年代のドラマや曲を自然に話題にすると、お客さんに違和感を持たれる可能性が高いですよね。

サバを読むとしても2〜3歳程度にとどめ、会話に矛盾が出ない範囲で調整するのが無難です。

逆に、もし見た目年齢がかなり若く店年齢もそれに合わせて設定されるとしたら、自分自身で実年齢とのギャップが出ないようにトーク内容などに気を付ける必要が出てきます。

プロフィール情報と整合性を取る

店年齢だけを変えても、学歴や職歴、趣味などのプロフィールと整合性が取れていなければ不自然になってしまいます。

お客さんの中には店年齢という設定を知っている方もいますが、当然知らずに実年齢として信じる方もいます。

たとえば20歳設定なのに「前職で数年働いていた」と言ってしまうと年齢が合いませんよね。

店年齢を演出するなら、上記のような内容でプロフィール全体に一貫性を持たせることが大切です。

まとめ

キャバクラで働くうえで「店年齢」という仕組みは、多くのキャストが自然に取り入れている工夫のひとつ。

実年齢と多少ズレがあっても、お店の雰囲気や客層に合わせて設定すれば、より働きやすくなることも少なくありません。

ただし、サバを読みすぎたりプロフィール全体に矛盾が出てしまうと、逆に信用を失うリスクもある点は要注意。

店年齢を設定する理由には、お客さんに合わせて働きやすさを高める意味や、プライバシーを守る意味もあります。

つまり単に自分を若く見せるためのものではなく、自分の働き方をスムーズにするための手段だと理解しておくことが重要なのです。