メンコンで働くなら知っておきたい安全なお店選び&働く際の注意点

メンコン(メンズコンカフェ)で働いてみたいと思ったら、最初に悩むのが「どんなお店を選ぶか」ではないでしょうか。
求人を見ても、時給や待遇はお店によってさまざま。
中には、見た目の条件だけで応募して後悔するケースもあります。
せっかくメンコンで働くなら、安心して長く続けられるお店を選びたいものですよね。
 筆者
筆者この記事では、安全なお店を見分ける方法と、働くうえで注意しておきたいポイントをわかりやすく紹介します!




メンコンのお店選びの注意点!失敗しないための4つのポイント


メンコンで働くうえでは安心できるお店を選ぶことは何より大切。
求人サイトをパッと見て見た目や時給だけで判断せず、「実際の雰囲気」や「働く環境」まで確認することで、入店後のトラブルを防ぐことができます。
というわけでまずは、信頼できるお店を見つけるための4つのポイントを紹介します。
体験入店で雰囲気を確かめよう
お店の雰囲気や客層、キャスト同士の関係性などを知るためには、体験入店がいちばん確実です。
求人情報だけでは実際の空気感まではわかりません。
体験入店の際は、以下のような点をチェックしてみましょう。
| 見るべきポイント | |
|---|---|
| キャスト同士の関係 | 仲が悪そう、ギスギスしていないか | 
| お客さんの雰囲気 | 酔い方が荒くないか、トラブルが多くないか | 
| 店長・スタッフの対応 | 言葉づかいや説明が丁寧かどうか | 
体験入店中に少しでも違和感を覚えたら、すぐに見送ってOKです。
焦って決めるより、「ここなら安心して働けそう」と思えるお店を選ぶことが結果的に長続きします。
事前にお客さんとして遊びに行ってみる
もし余裕があるなら、お客さんとして一度お店を利用してみるのもおすすめです。
スタッフの対応やキャストの立ち振る舞いを見ることで、自分が働くイメージがリアルに浮かびます。
特に注目したいのは、次の3点です。
- キャストが笑顔で自然に接客しているか
- お客さん同士の雰囲気が落ち着いているか
- 会話や距離感が丁寧で、無理に盛り上げようとしていないか
実際にお客さんの立場で体験すると、求人だけでは見えないお店の本質が見えてきます。
ただしメンコンは基本女性客の割合が非常に多いので、もし一人で行くのが気まずい…という場合は友達を誘ってみるのがおすすめです!
お店のHPやSNSをチェックする
公式HPやSNSアカウントも、お店の信頼度を見極める重要なヒントになります。
特に、SNSは日常的な更新がされているかどうかで運営の健全性がわかりやすいです。
たとえばこんなところを見れば、しっかりと運営されているお店かどうかがわかります。
- 在籍キャストの紹介投稿に誠実さがあるか
- 過度な煽り文句や過激な宣伝が多くないか
定期的に更新されているお店は、スタッフの意識も高く、安定した環境で働ける傾向があります。
逆に、SNSがほとんど動いていないお店は、経営が不安定な場合もあるので注意しましょう。
お店の評判や口コミをチェックする
最後に、在籍経験者や利用客の口コミも参考にしましょう。
実際に働いた人の意見には、求人やSNSでは見えないリアルが詰まっています。
確認するときのポイントは以下の通りです。
- 給与トラブルやノルマの強制がないか
- キャストやスタッフの人間関係が悪くないか
- 「楽しく働けた」など前向きな声が多いか
口コミを見るときは、1件だけで判断せず、複数の意見を照らし合わせるのがおすすめです。
ポジティブ・ネガティブ両方を見て、全体のバランスで判断すると失敗しにくくなりますよ。
メンコンで働く際の3つの注意点


メンコンは、男性が接客を通してお客さんを楽しませる仕事であり、比較的自由度が高いのが特徴。
ただし「接客の自由度が高い=何をしてもOK」ではありません。
ここでは、メンコンに入店した後のこと、働くうえで意識したい3つの注意点を紹介します。
同伴・アフターは禁止
メンコンでは、同伴やアフターなどの店外での接客行為は基本的に禁止されています。
その理由は、法律上の問題が関係しています。
メンズコンカフェの多くは「風俗営業の許可」を取っていないため、風営法上で定められた接待行為(お客さんの隣に座って会話したり、一緒にお酒を飲む行為)が禁止されています。
つまり、お店の外であっても、同伴やアフターのようにお客さんと一緒にお酒を飲んで盛り上がる行為は、接待とみなされる可能性があるのです。
お客さんから「アフターしてくれたらシャンパンを入れる」などの申し出があると気持ちが揺らいでしまうのもわかります。
しかし「少しくらいなら平気」と思っても、法律に触れるリスクがあるということをお忘れなく。



風営法違反で摘発されるようなことがあれば、自分の言動でお店をつぶしてしまうことにもなりかねません。
また、仮に風営法の許可を取っているお店であっても、お店の世界観を壊さないようにアフターや同伴といった店外営業は禁止としているパターンもあります。
悪質な営業をしない
ドリンクを無理にねだったり、高額メニューを強引に勧めたり、好意を餌に集客するのは絶対にNGです。
一時的に売り上げが上がっても、お客さんの信頼を失えば長続きしません。
また、令和7年6月28日施行の法律で以下の行為はすべて禁止されることが決定しました。
- うその説明
- 好意に付け込む営業
- 勝手な注文
- 支払いに際し不安にさせる言動
- 売春・性風俗勤務の要求


ホストクラブが大きくピックアップされていますが、メンコンも同様の法律が適用されます。
いくら売り上げを上げたいからと言って、悪質な営業は罰則の対象になるので絶対にやめましょう。
未成年トラブルに注意
メンコン業界では、未成年のお客さんとのトラブルにも要注意です。
メンコンの魅力のひとつは、年齢制限がなく誰でも気軽に楽しめるところ。
ホストクラブのように入店の年齢制限がない理由は、メンコンの多くが「飲食店」として営業しているためです。



風営法の許可を取っていないお店が多いのは、飲食店として許可を取って営業している(=風営法の許可は取れない)からなんですよね。
だからこそ、メンコンは18歳未満でも利用できるお店が多数存在します。
ここで注意したいポイントが、お客さんが未成年である場合、絶対にお酒を飲ませてはいけないということです。
また、すべてのメンコンが18歳未満の利用を認めているわけではありません。
なかには風営法の許可を取得して18歳以上限定で営業している店舗もあり、そのようなお店では、入店時に年齢確認を徹底することが義務付けられています。
働く側としては、次の点を意識しておきましょう。
- 未成年へのアルコール提供は絶対にしない
- 年齢があいまいなお客さんは身分証を確認する
- 自分のお店の営業形態(飲食店なのか風営法許可店なのか)を把握しておく
法律をしっかり理解したうえで、安全に働く意識を持つことが大切です。
まとめ
メンコンは、今注目を集める新しい接客業のかたち。
ホストクラブほど敷居が高くなく、気軽に働ける一方で、接客の質や安心感が求められるお仕事です。
安全に、長く続けていくためには今回紹介した「安全なお店選びの方法」「働く際の注意点」のポイントをしっかり意識しておきましょう。
自分らしさを活かしながら、安全で健全な働き方を見つけていきましょうね。
