高級クラブの面接はココが見られてる!質問内容やNG回答も一挙紹介
水商売の中でも特に敷居が高く、採用されるのが難しいとされる高級クラブ。
今回は、銀座や六本木、北新地など高級クラブで働く女性のためのバイブル「ホステス心得帖-おもてなしの条件-」をもとに、高級クラブの面接で必ず見られているポイントをわかりやすく紹介します!
高級クラブの面接に合格したい女性はぜひ参考にしてくださいね。
容姿についておさえておくべき3つのポイント
まずは、高級クラブの面接を受けるにあたって知っておくべき「容姿」に関するポイントを紹介します。
高級クラブの容姿で重要な3つのポイント
- 顔のレベルはそんなに関係ない
- 大切なのは「見せ方」
- 清潔感や女性としての魅力の方が大切
それぞれ見ていきましょう。
顔のレベルはそんなに関係ない
結論から言うと、高級クラブにおいて顔のレベルは合否に大きく関係しません。
というのも、見た目重視なキャバクラなどとは違い、接客やお客様を理解するスキルなど内面的な要素の方が、高級クラブでは重視されるから。
誰が見ても美人である必要はなく、容姿だけ見ればごく普通…という女性も高級クラブで実際に働いています。
ホステスの心得-おもてなしの条件-に記載されている、高級クラブで働く女性に求められる容姿の度合いについて、こんな一文があります。
特別に、絶世の美女でないこと。絶世の美女だと、男性は、かえって縁なきものと敬遠しがちである。また、貴女も美人である事を意識し、男の甘言や色香に迷い、仕事をおこたりがちになる。いわゆるプロ根性に徹し切れない場合が多いからである。
ホステス心得帖-おもてなしの条件-
なんと高級クラブでは、特別な美人ではないほうが採用されやすい傾向すらあるのです。
もちろん美人だから面接に落ちるということはありませんが、容姿のレベルに合否はそこまで影響しないということを知っておきましょう。
大切なのは「内面の見せ方」
高級クラブでは内面の見せ方が重要!
内側からにじみ出る空気感や雰囲気が重要視されます。
- 上品さ
- 人を惹きつける魅力
- 華のある雰囲気
など、顔以外の部分でどこまで魅力を感じさせることができるかが、高級クラブの合否に大きく影響します。
逆に言えば、顔がとても良くても内面的な魅力が足りていないと判断されれば面接に落ちます。
美人には2種類ある。黙っていると美人というタイプと、喋り出すと美人というタイプである。黙っていると美人というタイプは、3回で飽きる。
ホステス心得帖-おもてなしの条件-
顔は普通でも、話してみるとなぜか惹かれる不思議な魅力を持った女性っていますよね。
まさに求められているのは、そのような内面的な要素です。
高級クラブで求められるのは、黙っていると美人、ではなく喋りだすと美人のタイプだということを覚えておきましょう。
清潔感や細かな部分の美しさが大切
高級クラブでは、顔の造形ではなくもっと繊細な美しさが求められます。
顔が綺麗かどうかよりも、もっと細かいところを面接では見られていると思ってください。
- 髪
- 歯
- 手
など、メイクだけではカバーしきれない部分まで手入れを行き届かせて面接に挑むことが大切です。
特に手に関しては、ホステスの心得にも下記のような記載があります。
手が綺麗であること。手入れが悪いと一番現実の生活を思わせる所だから(手の形をいうのではない)。顔や胸は整形できるが、手はできず、年齢がハッキリ出る所である。
ホステス心得帖-おもてなしの条件-
また、清潔感は大前提!
シワや汚れ、ほつれのある服はもってのほかです。
香水の付けすぎや持ち物についても気を使いましょう。
面接の受け答えで大切な3つのポイント
続いては、高級クラブの面接の受け答えで大切なポイントを紹介します。
高級クラブの面接の受け答えで大切な3つのポイント
- 丁寧な言葉遣い
- 笑顔
- アピールできるポイントはしっかり伝える
それぞれ解説していきます。
丁寧な言葉遣い
高級クラブの接客で基本となるのは、丁寧で美しい言葉遣い。
言葉遣いが綺麗な女性はそれだけで魅力や品の良さが感じられますから、非常に重要なポイントです。
下品な言葉を使わぬこと。なれなれしいコトバと、親しいコトバは違う。美人にふさわしい優雅なコトバを使うこと。
ホステス心得帖-おもてなしの条件-
「言葉遣いくらい入店してからいくらでも直していける」
と思うかもしれませんが、日ごろ使っている言葉を変えるのは思っている以上に難しいこと。
入店時の面接から、すぐお客様の前に出して恥ずかしくない女性かどうかが見られているのです。
- 尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分け
- 二重敬語を使わない
- 女性らしい言い回しや表現
上記の基本を押さえた話し方ができるとベスト。
「マジで」「ヤバい」などは論外。できれば「みたいな」「全然いい」なども避けたいところですね。
言葉遣いを多少間違えたからと言ってすぐに不合格ということはありませんが、正しい知識や相手への気遣いがないとできない「正しい言葉遣い」は、高級クラブの面接で確実に印象がアップします。
笑顔
面接の受け答えでは笑顔を忘れないようにしましょう。
高級クラブは社交性の高さが求められる仕事。
お酒が入る場ということで、実際に働いてみるとお客様から嫌なことやショックを受けるようなことを言われる場面もゼロではありません。
このような時でも笑顔でかわせるかどうかが、面接でも見られています。
笑顔で対応できるスキルがあるか確かめるため、担当者があえて不快な質問をするということも、高級クラブの面接では実際にあります。
例えば、「あなたはうちの店の在籍ホステスと比べると華がなくて地味なので、埋もれてしまうかもしれませんよ」など、どう受け答えするか反応を見られる質問は珍しくないです。
最後まで笑顔を絶やさずしっかり受け答えをして面接を乗り越えられれば、合格に一歩近づくと思ってください。
アピールできるポイントはしっかり伝える
高級クラブで働くにあたって、お店の利益につながる要素は必ずアピールしましょう。
下記の条件に当てはまるなら絶対に面接でアピールすべきです。
- お店に呼べるお客さんを持っている
- たくさん出勤できる
- お酒がある程度飲める
- 同伴やアフターができる
これらはお店の利益に直結するので、合否に大きく影響します。
「お客さんが来てくれるかは呼んでみないとわからない…」
などひっかかるポイントもあるかもしれませんが、自信なさげな態度の方が合格を遠ざけます。
実際問題どうかというよりも、本人にやる気があるかどうかを見られていると知っておきましょう。
高級クラブの面接でほぼ100%聞かれる質問15選
高級クラブの面接で、高確率で聞かれる質問をまとめました。
あらかじめ回答を考えておくと、慌てることなく対処することができるのでぜひ活用してください。
高級クラブの面接でほぼ100%聞かれる質問15選
- 年齢
- 居住地
- 水商売経験の有無
- (水商売経験がある場合)勤務期間
- (水商売経験がある場合)辞めた理由
- 本業があるか、学校に通っているか
- 出勤希望日数
- 出勤可能な曜日
- お酒が飲めるか
- (飲める場合)どのくらい飲めるか
- (飲める場合)飲めるお酒の種類
- 希望する日給目安
- 同伴やアフターができるか
- クラブで働きたい理由
- お店を選んだ理由
上記15の質問は、どんなお店でも基本的に聞かれると思ってください。
その他、面接担当者次第で頭を使った回答が必要な質問、あなたの回答に応じた追加質問を含め面接が進んでいきます。
絶対やっちゃダメ!不合格につながる4つのNGポイント
最後に、高級クラブの面接で不合格につながってしまう4つのNGポイントを紹介します。
不合格につながる4つのNGポイント
- 暗い印象を与える言動
- マナーが疑われる言動
- やる気のない発言
- 行き過ぎた要求
それぞれ確認していきましょう。
暗い印象を与える言動
高級クラブの面接では、実際に接客した時のイメージが見られています。
暗い印象を与える言動は一気にマイナス要素となるので注意が必要です。
- 受け答えがハキハキしていない
- 笑顔がない
- おどおどしている
- 自身の無さがにじみ出ている
などは、暗い女性だと思われてしまうのでNGです。
面接で緊張してしまうのはわかりますが、明るく自信のある女性として見てもらえるよう、最大限努力しましょう!
マナーが疑われる言動
高級クラブのホステスは、マナーに関して特に厳しいです。
面接時にマナーが疑われる言動があると、不合格に直結してしまいます。
- 挨拶ができない
- 腕や足組んでいる
- 姿勢が悪い
- 面接官の話をさえぎって話す
など、マナーのなっていない言動は絶対にしないようにしましょう。
普段からの心掛けが出やすい部分でもあるので、高級クラブで働きたい女性は日常的に上記のマナーは意識すると良いです。
ちなみに、面接時に足が出る服装でストッキングをはいていない…などもマナー違反になるので要注意!
やる気のない発言
やる気がないととらえられる発言も面接時には絶対にしないようにしましょう。
女性としての魅力や内面的な部分は特に重要ですが、最終的にはやる気の有無が合否を分けます。
高級クラブの接客はチームワークが大切なので、やる気のない女性がいると全体の士気が下がりかねません。
「できるかもしれませんが…」「でも…」など、うやむやな表現はできる限り避けてください。
できないことについてはしっかりとできないと伝え、「~~であれば可能です!」のように前向きな表現に置き換えて回答するようにすると良いでしょう。
行き過ぎた要求
面接を受けるお店の条件に対し、行き過ぎた要求をすると合格は遠のきます。
実力がともなっていれば良いですが、働く前の段階から自分にとって都合の良いことばかりを並べるのはNG!
- 希望日給が高すぎる
- 出勤できる曜日が少なすぎる
- プレイべートを最優先したい
などの条件がある女性は、お店にとって利益がないため不合格の確率が上がってしまいます。
もちろん、すべての条件をお店に合わせる必要はないですが、お店側もなるべく自分たち側の条件に合った女性を採用したいと考えていることを忘れてはいけません。
まとめ
高級クラブの面接では、容姿よりも内面的な要素や働く姿勢が重要視されます。
採用後、どういった接客をするかイメージしながら審査されていると思って面接に臨みましょう。
今回引用で多数紹介した「ホステス心得帖-おもてなしの条件-」は高級クラブで働くにあたって重要なポイントがすべて詰まったバイブルなので、こちらもぜひしっかり読み込んでみてくださいね。