コンカフェの営業時間は何時から何時まで?深夜営業は違法なの?

コンカフェでこれから働こうと思っていると、こんな疑問が出てくると思います。
「コンカフェって何時まで働くの?終電で帰れる?」
「深夜まで営業してるお店って違法?」
じつは、コンカフェの営業時間はお店ごとにバラバラ。
ちなみに、深夜に営業しているお店はちゃんとした許可が必要です。
この記事では、コンカフェの営業時間の基本、深夜営業のルール、働く前に知っておきたい注意点をわかりやすくまとめました。
筆者コンカフェで働きたいと思ってる人はぜひ参考にしてくださいね!
コンカフェの営業時間はどれくらい?
コンカフェの営業時間は昼・夕方・深夜の3つに分かれます。
お店によって営業時間が全然違うので、自分の生活リズムや希望に合ったお店を選ぶことが大事です。
| 営業時間の例 | 特徴 | |
|---|---|---|
| 昼〜夕方 | 12:00〜18:00 | 高校生でも働きやすい |
| 夕方〜夜 | 15:00〜23:00 | 終電で帰れる |
| 深夜 | 18:00〜翌5:00 | 時給高め、体力が必要 |
お昼〜夕方のみの店舗
12:00〜18:00や13:00〜20:00くらいまで営業しているお店。
高校生などでも働きやすい時間帯ですね。
お客さんも落ち着いた雰囲気の人が多く、初心者にも働きやすい環境ですが、深夜帯に比べると時給は控えめなことが多いです。
夕方〜23時くらいまでの店舗
15:00〜23:00や17:00〜23:00といった営業時間のお店です。
終電で帰れる時間帯なので、アルバイトとして働くならこのくらいの時間帯が一番バランスが良いと思います。
仕事終わりのサラリーマンや学生さんがお客さんとして来ることが多いです。
深夜1〜5時までやっている店舗
いわゆる深夜営業のお店。
18:00〜翌5:00や20:00〜翌朝まで営業しているお店もあります。
深夜帯の時給は高いですが、帰りは始発まで待つか、タクシーを使うことになります。
体力に自信がある人向けで、帰りの安全面や体調管理には注意が必要です。



自分の生活リズムや通勤の安全を考えて、無理のない営業時間のお店を選びましょう。
【要注意】深夜営業のお店は時給が高い分デメリットもある
できるだけ時給の高いコンカフェで働こうと思うと、まず絶対的な条件は深夜営業になります。
ただ、時給だけに惹かれてデメリット部分を考えずに働き始めると、後で苦労することになります…。
生活リズムへの影響は、特に深夜営業のお店で働く場合にかなり大きいです。
昼夜逆転の生活になるため、慣れるまで体調を崩しやすくなりますし、朝方まで働いて昼過ぎに起きる生活が続くと友達との予定も合わせにくくなります。
また、終電後に働くお店だと、帰りは始発待ちかタクシー代がかかります。
お店がタクシー代を出してくれるところもありますが、そうでない場合は自己負担になることも…。
深夜帯は食事のタイミングがずれるため、太りやすくなったり、肌荒れしやすくなったりもします。
お酒をお客さんと一緒に飲むお店がほとんどで、そこにさらに睡眠不足も重なると体調を崩しやすくなります。
深夜帯のコンカフェは確かに時給面では魅力的ですが、実際に働く前にデメリット部分までしっかりと目を向けて考えて決めましょう。
深夜営業は違法?コンカフェの営業時間と法律
実はコンカフェは、深夜0時以降でも営業できる店とできない店があります。
ここをちゃんと理解しておかないとトラブルに巻き込まれることもありますので、正しい知識を持っておきましょう。
深夜にお酒を出す店は深夜営業の許可が必要
深夜0時以降にお酒を提供する店は、特別な届出が必要です。
これは風俗営業法という法律で決まっています。
具体的には、深夜酒類提供飲食店営業という届出を警察署に出さなければいけません。
この届出をしていない店が深夜0時以降にお酒を出すと、違法営業になります。
お酒を出さないカフェやレストランであれば、深夜でも特別な許可は必要ありません。
ただし、コンカフェの場合はお酒を提供する店が多いので、ほとんどの深夜営業店には許可が必要になります。
接待行為があると別の許可が必要になる
接待行為とは、お客さんの隣に座ったり、お酌をしたり、一緒にカラオケを歌ったりすること。
これをするとキャバクラやバーと同じ扱いになります。
普通のコンカフェでは、接待行為は基本的にNG。
もし接待行為をするなら、風俗営業許可という別の許可が必要になります。
この許可を取っていない店で接待行為をすると、違法営業になってしまいます。
| 行為 | 接待に該当するか |
|---|---|
| お客さんの隣に座る | 該当する |
| お酌をする | 該当する |
| 一緒にカラオケを歌う | 該当する |
| カウンター越しに接客 | 該当しない |
| 注文を取る、料理を運ぶ | 該当しない |
コンカフェで働く場合、基本的にはカウンター越しの接客や、料理を運ぶだけの接客になります。
お客さんの隣に座ったり、お酌をしたりする仕事を求められたら、そのお店は要注意です。
深夜営業が合法になるケース/違法になるケース
それではここで、深夜営業が合法になるケースと違法になるケースを整理しておきましょう。
深夜営業が合法になるのは、こんなケースです。
- 深夜酒類提供飲食店営業の届出を出している
- 接待行為をしていない
- お酒を提供する場合は、カウンター越しの提供のみ
- 営業時間内に適切な管理をしている
逆に、違法になるのはこんなケースです。
- 深夜0時以降にお酒を出しているのに届出がない
- 接待行為をしているのに風俗営業許可がない
- 18歳未満のスタッフを深夜に働かせている
- 届出内容と実際の営業内容が違う
違法営業のお店で働くと、突然の営業停止や給与トラブルに巻き込まれることもあります。
最近はコンカフェの数が急増しているので、お店選びの際は慎重になってくださいね。


コンカフェで働く前にチェックしておきたい注意点
最近はコンカフェの数が急増しているとお話ししましたが、だからこそ働くお店を選ぶ際には慎重になり、安心・安全な店舗を選ぶようにしなければなりません。
なかには無許可のお店も紛れているケースがあるからです…。
実際、ここ最近でもコンカフェが摘発された事例はいくつもあります。
無許可で接待を行ったとして、警視庁少年育成課は風営法違反(無許可営業)の疑いで、東京・歌舞伎町のコンセプトカフェ「ZooBOX(ズーボックス)」経営、谷奥亮容疑者(43)=新宿区中井=を現行犯逮捕した。容疑を認めている。店では17歳の少女も働いており、同課は同法違反(年少者使用)容疑でも送検した。
引用:産経新聞
営業時間だけでなく店選びの安全面も大事で、ここを見落とすと後で困ることになります。



働くコンカフェを選ぶときは、このリストを参考にチェックしてください。
- 営業時間: 自分の生活リズムに合っているか
- 終電で帰れるか: 深夜営業の場合、送迎やタクシー代の支給はあるか
- 許可の有無: 深夜営業の許可を取っているか
- 客層の雰囲気: トラブルの多いお客さんが来ないか
- スタッフの人数: 一人で対応することはないか
- 給与の支払い: 日払い・週払い・月払いのどれか、支払いは確実か
- 罰金制度: 遅刻や欠勤に罰金があるか
- 制服代: 自己負担かお店負担か
面接のときに、これらをしっかり確認しておくことが大切です。
聞きにくいことでも、働く前に確認しておかないと後で後悔します…。
まとめ
コンカフェで働く場合は、自分の生活リズムや希望に合った営業時間のお店を選ぶことが大切です。
無理に深夜帯で働く必要はないし、終電で帰れる時間帯のお店を選んでも全然大丈夫です。
ちなみに深夜営業=全部が違法ではありませんし、ちゃんと許可を取っているお店なら、深夜に営業していても問題ありません。
ただ、送迎があるか、タクシー代は出るかなど、このあたりはしっかり確認しておきましょう。
お店選びを間違えるとトラブルに巻き込まれることもあるので、営業時間も含めて、選んだお店の安全性は事前の面接でしっかりと見極めるようにしてくださいね。
