水商売に対する偏見TOP5と実態を紹介!偏見対策のポイントも伝授
「水商売で働きたいけど、偏見があるって本当?」
「水商売はどんな偏見を持たれてしまうんだろう?」
このような疑問を持っている方に向けた記事内容となっています。
結論から言うと、一昔前と比べると、現代の水商売に対する偏見はゆるくはなってきたもののまだまだ消えてはいません。
主に、お金や異性に関する部分での偏見を持たれることが多いです。
- 水商売への偏見はマシにはなってきたもののまだ消えることはない
- 偏見の内容はお金関係や異性関係がメイン
- 偏見を持たれないための対策は取っておいて損はなし!
水商売で働きたいけれど偏見が不安な方や、水商売で働いていて偏見に悩んでいるという方はぜひ最後まで読んでみてください!
水商売に対する偏見TOP5と実態を紹介
水商売で働いているとカミングアウトした瞬間
え~…そうだったんだ…
へえ~‥‥
なんて若干距離を置かれてしまうことは珍しくなく、水商売がぶっちゃけ世間からどんな風に思われているのか気になりますよね。
- 私生活が派手
- 枕営業がある・軽い
- お金のためなら人をだます
- 学歴が低く教養・常識がない
- お酒を飲んで楽に稼いでいる
水商売で働くと持たれやすい偏見TOP5と、実際のところはどうなのかをセットで掘り下げていきましょう。
私生活が派手
水商売に対する偏見一つ目は、私生活がド派手なのではないかというものです。
金遣いが荒く持ち物はブランド品だらけ、自炊はせず外食三昧、仕事が休みでも飲み歩いて朝帰り…。
このように、派手で荒れた私生活を送っているイメージが水商売には付きまといがちです。
実際のところはどうなの?
水商売をしている人は収入が高く、ブランド品や外食が好きな方が確かに多いです。
派手な行動をしている人は目立ちますし、メディアに出てくる水商売のイメージも相まって「水商売の人は私生活が派手」と思われてしまうのでしょう。
実際は水商売でも地味に質素に暮らしている人はたくさんいます…。
ただ、目立っている人の言動がその業種を代表していると思われるのはどうしようもありません。
ちなみに水商売の人間がブランド品や美容にお金を使うのは、働くために必要なブランディングや自己投資であることも少なくないので、一概にそれを「金遣いが荒い」と言えるかは微妙です。
枕営業がある・軽い
水商売といえば枕営業!と決めつけに近い形で偏見を持っている方は少なくありません。
ほかにもいろいろな営業の方針がありますが、枕営業という言葉が独り歩きしてしまっている感じもします。
ドラマや映画などでも、水商売関係の人間が枕営業をするシーンは珍しくありません。
実際のところはどうなの?
実際に枕営業はありますし、「お金のために誰とでも寝れるなんて水商売の人間は軽い」と思われてしまうのは仕方がないです。
実際に枕営業をしているキャストがいる以上、水商売=枕営業という考え方がなくなることはないでしょう。
枕営業をしていなかったとしても、数十万、数百万と一人のキャストにお客さんがお金を使うのは珍しくない水商売の世界。
「そんなにお金を使うなんて、絶対に身体の関係がないとありえない」
と思ってしまうのも、一般の方の感覚としては普通だと思います。
枕営業をしているのはほんの一部の人たちなんですけどね…。
お金のためなら人をだます
キャバ嬢やホストを筆頭に、水商売の人たちはお金のためにお客さんをだましていると世間からは見られてしまいます。
むしろ、水商売は人をだまして稼ぐ仕事と思われている節もあるくらいです。
枕営業の例でお話したのと同様、
「そんな高額を使うなんてだまされている」
と一般の人は感じるのでしょう。
実際のところはどうなの?
コミュニケーション能力が高いこと、そして外見的にも魅力的な人が多いということから、そうしたスキルを使ってお金を稼ぐ=人をだましている、と思われてしまうことは多いです。
しかしこれに関しては、キャストの営業方針次第では一概に偏見とは言えず、事実である部分もあります。
色恋営業で恋愛感情をちらつかせてお金を引っ張ることも珍しくないのが水商売業界なので、仕方がない部分でしょう。
さらに「だましているのではなく夢を見せている」なんて業界でよく使われる言葉が、水商売に関係のない世界で生きている人たちにとっては余計に反感を買っています…。
学歴が低く教養・常識がない
水商売で働いている人たちは学歴が低かったり、教養・常識がないと思われやすい傾向があります。
- どこにも就職できなかったから水商売の業界に入った
- 学歴がなく水商売しかできることがなかった
なんてイメージが浸透しているんですよね。
実際のところはどうなの?
水商売で働くにあたって特別な資格は必要ありませんし、当然学歴も不問です。
だからこそ教養がない人ばかりだと思われがちですが、実際は全くそんなことはありません。
中卒・高卒でも高学歴のお客さん相手にしっかり会話をして楽しませているキャストはたくさんいます。
なんなら大卒やの人や、社会人経験を経てから水商売の世界に飛び込む人だって少なくありません。
学歴がなくても後から独学で勉強して教養を身に着けている人もたくさんいます!
最近では、銀行員という異色の経歴を持つホステスさんも話題になっていますね。
銀座に移籍したメイサさん、ほんとに綺麗や。
— なおと【キャバクラ×TikTok攻略】 (@naoto_omizu) March 8, 2022
元銀行員のノンアルホステスさんなんだけど、ノンアルでもとんでもない売上を叩き出せるだけの人間性を備えてる。
愛沢えみりさんのサブチャンで投稿されてるので是非見てみるといいかと。 pic.twitter.com/JSwXeKthwc
お酒を飲んで楽に稼いでいる
お酒といえば、一般的な感覚で言えば娯楽や嗜好品の部類に入ります。
なので、お酒を飲んでお客さんとワイワイ盛り上がり楽々収入を得ていると思われてしまうことは多いです。
正直、全く水商売の業界に関係してこなかった人がこのように感じるのはわかります。
私もキャバクラで働く前は、タダでお酒が飲めるのに高い時給まで発生するなんて最高なのでは?と思っていました…。
実際のところはどうなの?
実際のところ、お酒を飲んでおしゃべりしているだけが水商売の仕事ではありません。
飲んで酔っ払ってもプライベートのように家に帰ることはできませんし、ダラダラすることもできません。
- お酒を作る
- グラスを拭く
- タバコに火をつける
- 退店時の見送り
ベロベロになろうがやることは常に様々あって、楽だなんてことはないのです。
それどころか売り上げのために無理をしてたくさん飲むこともあり、お酒の量も「楽しい」の域を超えることは珍しくありません。
お酒を飲まずに稼ぐノンアルキャバ嬢も増えてきていますが、割合はそう多くはありませんし、飲めるキャバ嬢以上に様々なスキルがないと稼げません。
水商売への偏見はゆるくなりつつある?
水商売に対する偏見は今に始まったわけではなく昔から存在していますが、以前と比べると偏見の度合いはゆるくなりつつあります。
なぜなら、SNSや動画配信が当たり前になってきた現代で、キャバ嬢やホストといった水商売業界の人間が日陰の存在ではなくなってきたからです。
TikTokやTwitter、インスタやYouTubeで、キャバ嬢、ホスト、ホステスなどをいくらでも見ることができますし、最近ではテレビでそういった職種の人たちを目にするのも普通になってきましたよね。
繁華街を、ホストやキャバ嬢が大きく印刷されたトラックが走る光景に見慣れている方も多いのではないでしょうか。
先日渋谷で見かけた日野レンジャーのアドトラック。ホストクラブ「エルコレ」。
— しばとら@なんでも屋 (@shibatorakotsu) September 6, 2022
全体が黒のボディに今流行りのLEDモニターを搭載しており全体的に引き締まって見えますね。 pic.twitter.com/NmZK6igqf4
うちのトラック走ってる🥰🥰
— リオたん🌸キャバ嬢 (@rio_momotan) September 3, 2021
レース諦めなくてよかった😂💓💕#歌舞伎町 #キャバ嬢 pic.twitter.com/w6405R9Qp4
ただ、ゆるくなったとはいえ偏見が完全になくなったというわけではありません。
なるべく周囲から偏見を持たれず平和に暮らしたい水商売関係者は、日常的に偏見を持たれないふるまいが重要です。
水商売への偏見はどうすれば解消される?対策3選
最後になりますが、水商売関係者はどうすれば偏った目で見られることなく平和に過ごせるのか、対策4選をご紹介します。
- 生活水準を周囲に合わせる
- プライベートの人間関係に慎重になる
- 一般常識や社会のルールを守る
それぞれ解説していきます。
生活水準を周囲に合わせる
水商売はお昼の仕事と比べると、高時給・高収入であることが多いです。
だからこそいつのまにか生活水準が高くなってしまい、金銭感覚も水商売以外の人からするとズレているように見えてしまうことがあるのです。
- 値段を見ずに買い物
- 外食は高級店
- 同世代と遊ぶときにブランド品で固めていく
こういった無意識の行動が反感を買い、
やっぱり水商売で稼いでる人は違うよね~…
なんて差別につながってしまうことはよくある話です。
自分が普段かかわっている周囲の人たちと、生活水準は合わせましょう。
派手な生活をするのは、自ら偏見を招いているようなものなので要注意です。
プライベートの人間関係に慎重になる
水商売への偏見度合いは人によって大きく異なります。
業界にそもそもあこがれていたり、かわいくてあこがれているキャバ嬢さんがいたり…なんてタイプの人は、自分の周囲に水商売関係者がいても偏見を持ったりはしません。
しかし一方で、水商売関係で嫌な経験があるという方が相手の場合、どんなに努力しようと通常の関係でいることは難しく偏見も避けられません。
ハードな話ですが、過去に父親がホステスと不倫して駆け落ちした経験から、水商売関係者はどうしてもムリになってしまった…なんて人も実在します。
自分が偏見を持たれないことばかりを考えるのではなく、周囲の人のことも考え、人間関係に慎重になりましょう。
そもそも水商売に偏見がないという人たち(同業など)のコミュニティを中心に生活するのも気楽です。
昼の本業があったり学生さんだったりする場合、周囲に理解者がいるかをまず見極めなければなりません。
自分が水商売をしていることをカミングアウトするかどうかはよく考えましょう。
一般常識や社会のルールを守る
一般常識や社会のルールを守ってさえいれば、「あの人は水商売だから…」なんて偏見で見られることは減ります。
例えば水商売の人たちは常識やルールが守れない、と思われる大きな要因の一つに生活リズムがあります。
- 深夜に帰宅し足音がうるさい
- 朝のゴミ出しに間に合わないので出勤前に出す
このようなことが原因で周囲から厳しい目で見られてしまったというのはよくある話です。
偏見にさらされないためには、まず周囲に大きな迷惑をかけることの無いよう、工夫することが大切です。
- 深夜に帰宅し足音がうるさい
→足音が響かないよう防音効果のあるマットを敷く - 朝のゴミ出しに間に合わないので出勤前に出す
→最低でも仕事が終わって帰ってから出すようにする
周囲の人と同じ生活ができなくても、迷惑をかけないよう考えて工夫して行動すれば、そこまで厳しい目で見られることはないでしょう。
日中に近隣の住人と顔を合わせる機会があれば、疲れていてもしっかり挨拶をするなども大切ですよ!
まとめ
今回は、水商売で働くにあたって避けて通れない「偏見」について解説しました。
昔ほどではないものの、水商売に対する偏見はいまだに根強く残っています。
ただ、水商売は決して恥ずかしい仕事ではありません!
自分で気を付けられる部分にはしっかり気を付けつつ、偏見に負けず頑張っていきましょう。