キャバクラは何時まで営業?働くなら知っておくべき注意点を解説
「キャバクラで働きたいけど、営業は何時まで?」
「キャバクラの営業時間のLASTってどういう意味?」
キャバクラで働くにあたり、求人情報を見てみてもいったい何時まで営業なのかはっきりわからずもやもやしている方のための記事内容となっています。
結論から言うと、キャバクラの営業時間は店舗ごとに異なります。
LASTという表記は、キャバクラは日ごとのお客さんの入り具合によって閉店時間が多少変動することがあるため、明記はせずにこのような表現をしているお店が多いというのが実情です。
本文では、キャバクラの営業時間に焦点を当ててわかりやすく解説していきます。
キャバクラの営業時間は法律で定められている
実は、キャバクラの営業時間は法律でしっかりと定められています。
まずはキャバクラの営業時間の概要を紹介していきます。
キャバクラの営業は法律上0時まで!
結論から言うと、キャバクラの営業時間は法律上で深夜0時までとされています。
法律で、深夜0時~明け方6時まではキャバクラは営業してはならないと定められているからです。
なぜキャバクラが特定の時間帯に営業できないのかというと、それは営業形態が理由。
キャバクラは風営法の対象になる業種のため、風営法で定められている営業時間を守らなければならないのです。
第十三条 風俗営業者は、深夜(午前零時から午前六時までの時間をいう。以下同じ。)においては、その営業を営んではならない。ただし、都道府県の条例に特別の定めがある場合は、次の各号に掲げる日の区分に応じそれぞれ当該各号に定める地域内に限り、午前零時以後において当該条例で定める時までその営業を営むことができる。
引用:法令検索
上記は風営法からの引用文。
こちらに書かれているように、一部では条例で深夜1時まで営業が可能とされているエリアもあります。
有名なところで言うと大阪の北新地は深夜1時までの営業が可能。
都内では銀座1~8丁目、赤坂1~7丁目…など細かな指定の範囲内であれば、キャバクラも深夜1時まで営業してよいことになっています。
法律を違反して営業しているとどうなる?
紹介した通りキャバクラの営業時間は法律で決められているわけですが、現実は深夜0時を過ぎても営業しているキャバクラが少なくありません。
このように、法律に違反して営業しているお店はどうなってしまうのでしょうか。
実際のところ、深夜0時を過ぎるとはいっても1時くらいまでの営業は暗黙の了解的な事情で、罰せられることはほとんどありません。
0時に閉店しようとしても、会計やなども含め実際にお店を閉められるのは1時ごろになりがちなんですよね…。
ただし、2時や3時といった時間にシャッターを閉めてこっそり営業しているなどのお店は、警察にバレれば「時間外営業」とみなされ罰則が下ります。
また深夜1時までの営業が普段黙認されていても、深夜営業の取り締まり強化期間などは見せしめ的に数件のキャバクラにがさ入れが入ることも珍しくないため油断は禁物です。
時間外営業を繰り返すキャバクラは悪質と判断され、最悪の場合は営業停止や営業取り消しになることも…。
働いている女の子が何か直接罰せられたり前科が残ったりということはありませんが、仮にお店が営業停止や営業取り消しになってしまった場合は働く場所を失うことになってしまいます。
キャバクラの営業時間が法律で決められているワケ
遅くまで営業すればもっと売上を出せそうなのに、キャバクラの営業時間はなぜ法律で決められているのでしょうか。
その答えは、キャバクラが発端となるトラブルの発生をできるだけ回避するためです!
キャバクラのようにお酒を飲みながら男女が近い距離で座るという業態は、そもそもセクハラなどのトラブルが発生しやすい状況ですよね。
さらに、人間は深夜になるほど深夜になると脳の理性をつかさどる部位の働きが鈍くなり、本能をつかさどる部位が活発になって、おかしな行動に走りやすいというのは有名な話。
キャバクラの3パターンの営業時間を解説
キャバクラは何時から何時まで働けるんだろう、と未経験の方は疑問に思うこともあるはず。
実は、キャバクラと一言で言っても営業時間は大きく3パターンあります。
朝キャバ | 6:00~14:00の間 |
昼キャバ | 12:00~20:00の間 |
夜キャバ(一般的なキャバクラ) | 20:00~25:00まで |
朝キャバ・昼キャバという言葉は聞きなれない方もいると思いますが、その名の通り朝や昼の時間帯に営業しているキャバクラを指す言葉。
世の中には夜の時間帯に働いているという男性や、すでに仕事を引退して昼から暇を持て余しているという男性が一定数います。
そうした男性たちを客層にしているのが、朝キャバ・昼キャバなわけですね。
夜のキャバクラはどうしても帰宅が深夜帯になってしまうため、それが理由で働きたくても働けないという方もいるでしょう。
キャバクラの営業時間「LAST」って何時?ラスト表記の店は危険?
キャバクラの求人情報を見ていると、営業時間の欄に「LAST」という文字を見かけることが多いと思います。
キャバクラで働いたことがない方の多くは、この文字の意味はなかなか分からないのではないでしょうか。
結論から言うと、キャバクラの営業時間のLASTとは閉店時間が明確に決まっていない、という意味です。
お客さんの入り具合やキャストの人数などの兼ね合いで、日によって閉店時間を早めたり遅めたりする場合があるお店の場合に、このような表記をしていることが多いです。
こう見ると、LAST表記のお店で働くのは危険なのでは?と感じてしまいませんか?
しかし実際、「LAST」表記のお店が危険というわけではありません。
通常0時に閉店するお店だとしても、以下のようなパターンがあるからです。
- お客さんが来ず暇なので23:30にお店を閉める
- 団体客が入り忙しいので0:30まで閉店時間が延びる
このようなちょっとした誤差があることも含め、閉店時間を明確に表記していないお店は少なくないのです。
ごく一部、LASTの表記をしておきながら2時や3時までこっそり営業している悪質なキャバクラもありますが、すべてのLAST表記のお店が危険ということはないので安心してくださいね。
キャバクラの営業時間に関するQ&A
それでは最後に、キャバクラの営業時間に関係して初心者の方が疑問を抱きやすいポイントについて、Q&A形式でまとめて紹介していきます。
キャバクラの開店時間は何時が多い?
キャバクラの開店時間の目安は20時です。
ただし開店時間が20時でも、同伴以外で出勤するキャバ嬢はもっと前にお店に到着し、仕事の用意をしなければなりません。
19時くらいからヘアメイクに行き、そのまま出勤して着替えて準備をするという方が多いです。
一方で同伴出勤の場合は20時~22時の間にお店に到着していればOKというお店が多くなっています。
深夜~明け方にかけて働けるお店はある?
深夜0時~明け方6時までは、風営法の対象となるお店は営業してはならないという法律があるため、深夜から明け方にかけて働けるキャバクラはありません。
ただ、ナイトワークの中でも風営法の許可を取らなくても営業できる業種が一部あり、そういったお店は深夜~明け方も営業していることがほとんど。
もちろん法律違反でもないので安心です。
- ガールズバー
- コンカフェ
「LAST」表記のお店で働くのが不安な場合はどうしたらいい?
LAST表記のお店は全てが危険というわけではありませんが、帰宅時間が何時になるかわからないという点で不安が残る方もいると思います。
このような場合は、閉店時間を明記しているお店を選ぶのが一番の対策。
求人情報を見ていくと、少ないながら以下のように閉店時間を明記しているお店も存在します。
ただし、営業時間をここまではっきり明記しているお店は老舗や高級店がほとんどで、採用の基準が厳しいことが多い点には注意が必要です。
キャバクラの営業時間まとめ
キャバクラで働いてみたいけれど営業時間がよくわからない、という方は少なくありません。
一般的な夜のキャバクラは、基本は20時に開店し、早くて24時まで。
遅くても25時には閉店するということが風営法により定められています。
LAST表記については、無制限で営業するというわけではなく「基本の閉店時間は決まっているけれど前後することがある」という意味でつかわれていることがほとんどなので安心してくださいね。
ただし、中には悪質店が紛れていることもあるため、面接で閉店時間について必ず確認するようにしましょう。