奇跡・幻のシャンパン【SALON（サロン）】前編

2020年5月19日2022年2月18日

最初に今回は前編・後編と特別verでご紹介していきます。前編はSALON(サロン)。後編は姉妹メゾンのDELAMOTTE（ドゥラモット）について詳しくお伝えしていきます。

SARON サロンとは

SALON（サロン）の正式名称はサロン・ブリュット・ブラン・ド・ブラン。だいたいのシャンパンは、ロゼや甘口、辛口などが数種類ありますよね。

しかし、このサロンは、他のメーカーと違いヴィンテージ・シャンパンのみで１種類のシャンパンしか作っていないんです！！ただただ驚きですよね。でも驚くのは、まだ早く、このサロンはそれだけではなく、味や品質の評価がすごく高く、愛好家からは大人気のシャンパンで、つくり方から何から何までこだわりが強いんです！！

幻とまで言われるようになったのは

こだわりの詰まった、こだわりだらけの最高品質で、生産量も少なく、希少性の高い物ということから、幻のシャンパンと言われています！！！

こだわり部分

ヴィンテージ・シャンパンのみ製造、味や香りなど品質にこだわり、１つの村で、１種のブドウを使い、1つの年 → 特定の畑で栽培した最高品質のぶどうしか使用されず、毎年生産されるとも限らず、生産されない年もあります。

※シャンパン作りの常識は、以前の記事にものっていますが、複数の畑（クリュ）から収穫したぶどうを使い、さまざまなぶどう品種（セパージュ）を組み合わせるのが、シャンパンづくりの常識とされています。

希少性の高さ

最低でも１０年以上の長い熟成期間なので、100年間に37回しか販売されていなく、シャンパン自体がつくられても、出回るのはかなり先ということになります。

そして、1回の生産量は6～8万本程度で、ほぼ高級レストランに提供されるため、個人消費者が手にすることができるのはおよそ7000本と言われています。なので、超レア！！

超一流

JALファーストクラスで、ウェルカムドリンクとして提供されています。ブドウの出来がいい年のみ造られる超一流であるためには生産しない！という選択をする恐ろしいシャンパン！！

すごい選択すぎて、開いた口が塞がらないとはこのことでしょう。笑

なぜこれ程までにこだわりがあるのか

このサロンですが、創業者は「ウジェーヌ・エメ・サロン」。彼は、もともと毛皮商でしたが、シャンパーニュ愛飲家であり、シャンパンに惚れ込むあまり、自らの手でシャンパンを造りはじめたのがこのサロンの誕生なんです。

なので、もともと商品化が前提ではなく、自分と愛飲家の仲間達と飲むためにつくりだしたので、ここまでのこだわりの強さに繋がるのでしょう。

なので、不明な部分は多く、それ以前か確実ではないが、1911年にシャンパン界の常識にとらわれず、こだわり抜いた初のヴィンテージが出来上がったとのことです。

こだわりのブドウ作りとは

当時からメニルのシャルドネは別格と見なされていたことから、特定の畑とは、シャルドネ（ブドウ）の聖地とされるコート・ド・ブラン地区にあるグラン・クリュの1つで、メニル・シュール・オジェ村で栽培されたものだけを使用した。

たとえメニル・シュール・オジェで栽培されたシャルドネでも、最高品質のぶどうができた年にしか使用しない。

このシャルドネは、すべて東向き斜面の中腹に位置し、陽当たり抜群、水はけがよく、表土は浅く、ブドウの根はすぐチョーク層の岩盤に辿り着くため、きわめてミネラルの強いベースワインを生み出しています。

こだわり抜いた味は

ミネラルたっぷりのシャルドネは、長期間の瓶内熟成を経ることで、他のいかなるシャンパンでも再現不可能な、エレガントかつパワフル、奥深い風味をもたらします。

熟成で、気泡こそ弱くはなりますが、フルーツやヘーゼルナッツやモカなどの香ばしいフレーバーに透明感溢れる味わいです。

全てがヴィンテージなので当たり年などにもよりますが大体の場合、年号の古いものが高くなります。

販売されている数は

このサロンですが、今までに発売されているのが

1921年、1925年、1928年、1934年、1937年、1942年、1943年、1946年、1947年、1948年、1949年、1951年、1953年、1955年、1956年、1959年、1961年、1964年、1966年、1969年、1971年、1973年、1976年、1979年、1982年、1983年、1985年、1988年、1990年、1995年、1996年、1997年、1999年、2002年、2004年、2006年2007年、2008年のみなんです！！

価格は、年によって違いますが、夜のお店ではだいたい￥300.000～