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夜職の広告を、AIが安全に作るための制作基準。

ホストクラブ・キャバクラをはじめとする接待飲食営業の広告やWebサイトを、生成AIが制作・審査・修正するときに従うべき基準をまとめた文書です。風営法と警察庁の通達、消費者庁の資料を、制作の現場で使えるルールへ落とし込みました。キャベルが策定し、公開しています。

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— 01 / WHY

なぜ、これを公開するのか。

いまのAIは、夜職の広告規制を知らないまま作ってしまうからです。

生成AIに「キャバクラのバースデーポスターを作って」と頼むと、風営法の広告規制を知らないまま「No.1」「絶対王者」といった文字を入れた画像が返ってきます。2025年の法改正以降、これらは広告・宣伝規制違反にあたり得る表現です。指示処分から始まり、営業停止、許可の取消しへと進む可能性があります。

つまり、AIが知らないせいで、お店が処分を受けるという構図がすでに生まれています。ならば、AIが読める場所に基準を置けばいい——それがこの文書を公開する理由です。

キャベルは夜のお店の制作物を手がける立場として、この判断を日常的に行っています。社内で使っている基準をそのまま公開することが、業界全体の事故を減らすいちばん早い方法だと考えました。

— 02 / DESIGN

この文書の設計。

法律とハウスルールを、混ぜないことを最優先にしています。

この種の文書でいちばん危険なのは、自社の判断を「法律で禁止されている」と書いてしまうことです。実際には使える表現まで奪うことになり、お店の表現の自由を不当に狭めます。

そこで DESIGN.md は、すべての判定にラベルを付けています。LAW(法令に明文があるもの)、NPA_EXAMPLE(警察庁通達が例示したもの)、NPA_INTERPRETATION(解釈運用基準の考え方)、CAA_RULE(消費者庁資料)、HIGH_RISK_EQUIVALENT(同等の効果を持つ類似表現)、HOUSE_RULE(安全側に寄せた独自基準)、HUMAN_REVIEW(人間の確認が要る事項)—— AIはこれらを区別して扱います。

また、AIに対する禁止事項も明記しています。適法を保証しないこと、NG表現を英語・当て字・伏字・画像内文字へ逃がさないこと、法令名を捏造しないこと、料金を小さな文字や折りたたみに隠さないこと。回避テクニックを教える文書にならないよう設計しています。

そしてもうひとつ、文言を弱めただけで、同じ圧力・競争・金銭誘導を視覚表現で維持することを禁じています。「No.1」の文字を消しても、王冠と表彰台で順位を演出していれば規制の趣旨には触れたままです。言葉と絵の両方を見る——これが他のチェックリストと最も違う点です。

— 03 / USE

使い方。

AIに読ませるか、制作フローの基準として使ってください。

生成AIに読ませる

ChatGPT・Claude などに https://kyabel.com/DESIGN.md を読み込ませてから、ポスターやサイトの制作を依頼してください。文書の冒頭に適用条件と優先順位を書いてあるため、AIはそれに従って表現を選び、判断が割れる箇所には HUMAN_REVIEW_REQUIRED を付けて返します。

いまあるサイト・広告を監査させる

重要なのは、文言だけでなく、視覚的な意味も監査することです。禁止された言葉を消しても、順位を示す装飾や、金額の大きさで格を演出する構図が残っていれば、規制の趣旨には触れたままです。DESIGN.md にはビジュアルの判定基準も含まれているため、既存の制作物をそのまま見せて監査させられます。

監査を依頼するときの指示例

この https://kyabel.com/DESIGN.md を読んでください。そのうえで、いまの当店のウェブサイト(または広告・ポスター・SNS投稿)を見せますので、DESIGN.md に基づいて広告規制上の問題を監査してください。文言だけでなく、視覚表現の意味も含めて確認してください。問題箇所・その根拠・想定されるリスク・修正した文言を出してください。

画像やスクリーンショットを読めるAIであれば、看板・ポスター・店内掲示の写真をそのまま渡して監査させることもできます。判断が割れる箇所には HUMAN_REVIEW_REQUIRED が付いて返るので、そこだけ専門家に相談すれば済みます。

制作会社・広告担当の基準として使う

公開前チェックリスト、料金表示の設計基準、媒体別(Web・SNS・動画・看板・店内表示・DM・求人)のルール、言い換え辞書を収録しています。AIを使わない制作でもそのまま使えます。

自由に使えます

引用・転載・自社の制作基準への組み込みは自由です。出典として kyabel.com/DESIGN.md を示していただければ十分です。使う人が増えるほど、業界全体の事故が減ります。

— 04 / PROCESS

どう作ったか。

AIで集め、AIで監査し、出典は人間が確認しています。

制作体制を隠さずに書きます。一次資料の横断収集はChatGPT Pro のディープリサーチ、内容の監査はFable(Claude)が行いました。そのうえで、掲載したすべての出典について、実在と記載内容を人間が確認しています

法令に関わる文書で最後に効くのは、この人間の検証だと考えています。出典は、所管行政機関の公式一覧に資料名・発出日・文書番号が載っていること、その一覧から公式PDFへ到達できること、PDFの表紙情報が一覧の記載と一致すること——この3点を照合しています。

最終検証日 2026年7月20日。改訂履歴とバージョンは DESIGN.md 内に記載しています。法令・通達の改定時、および少なくとも四半期ごとに見直します。

— 05 / NOTICE

免責。

本ガイドは、公表されている法令及び行政資料を基に、広告・Web制作時の参考基準として整理したものです。個別の広告表現、営業方法又は掲出媒体の適法性を保証するものではありません。実際の営業内容、掲出場所、地域の条例及び最新の行政運用によって判断が異なる場合があります。判断が難しい場合は、管轄警察署、弁護士、行政書士その他の専門家へ確認してください。

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